上司「分からないことがあったら何でも聞けよ」→聞くと「そんな簡単なことを聞くな」 会社の理不尽ツイートに共感の声

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「コレで社会人の怠さを知った」

さまざまな共感ネタをTwitterに投稿されているハルナスビさん(@9harunasubi9)。会社組織の理不尽について紹介したツイートが話題となりました。

新人の頃、上司に「分からないことがあったら何でも聞けよ」と言われ、実際に聞いたら「そんな簡単なことを聞くな」と注意され、聞かずに仕事を進めたら「何で確認しないんだ」と言われる…。

最初の指示通りにしてもしなくても怒られる――このような矛盾のある対応は“ダブルバインド(二重拘束)”と呼ばれます。実際、多くの社会人が経験していることではないでしょうか。そのことを示すかのように、リプ欄にも同様のことで苦労したことがあるという方の声が多く寄せられました。

「だから何も聞けない苦しさ、聞かなくても怒られる苦しさ」
「『わからなかったら聞いて』と言った先輩に質問したら『自分で考えて』って言われましたね」
「そもそも親がこんな感じです…」
「お酒の席で無礼講と言われて上司に話しかけたら、ふざけんなって殴られた記憶を思い出しました」

このようなコメントがある一方で、どちらかというと上司目線での意見もありました。

「1分自分で考えて5分間は自分で調べてほしい」
「自分なりに考えてから他人への質問をする態度は大事よな」
「どうでもいいことは聞いてくるのに、大事なことを聞いて来なかったりとかもありますねー(笑)」

確かに、怒る側も「聞くべき内容かどうか、最初に自分で見極めてほしい」と、相手に思っているのかもしれません。また、確認や質問は相手の時間を使わせる行為でもあるので、聞く側もそのことを理解した上で行うべきでしょう。

しかしながら、新人と上司では仕事に対する認識や理解度に違いがあるのは当然のことです。そもそも新人は、「それが聞くべき内容なのかどうか」自体が分かっていない場合もあるかもしれません。にもかかわらず、上から一方的に否定されてしまうのは、とても辛いことですね。

さまざまな立場や思いがある人が混在する社会のなかで、互いにうまくやっていくのは難しいもの。しかし、それぞれが配慮し合い、互いに働きやすい環境をつくっていくことは、とても大切なことです。

投稿者のハルナスビさんにも、このような理不尽な経験があるのでしょうか?聞いてみました。

――イラストのようなご経験をご自身もされたことがあるのですか?

ハルナスビさん:こういった経験は何度もあります。一番酷かったのは質問内容に関係なく声をかける度に怒鳴られたことです。

――他に会社や職場で理不尽だと感じたことがあれば、教えてください。

ハルナスビさん:いろんな場所で働いてきましたが、アルバイト・正社員関係なく数えきれない程ありました。一番理不尽だったのは、パワハラに抵抗したら他の仕事仲間から「アイツ(パワハラしてくる人)がキレるから抵抗するな」って言われたことです。まぁ無視して抵抗し続けましたが。

――現在もそのような苦労をされているのですか?

ハルナスビさん:転職も成功し結婚もしたので現在は毎日楽しく過ごしています。現在は理不尽なことや辛いことはほぼ無いですね。働くのはやっぱり大変ですが…。

――今回のイラストはもとより、社会の理不尽など、共感できるイラストをたくさん制作されていますね。

ハルナスビさん:ただのヒマつぶしです。構想なんて大した物はなく自身の経験や周りで起きたことを参考にしたり、こうだったら良いなという理想や、こうだったら嫌だなという末路を想像して作ったりもします。

  ◇  ◇

社会の理不尽を表した投稿で多くの共感を得たハルナスビさん。ブログにも力を入れているそうです。「遠距離恋愛中の彼女に会いに行ったら、バックレられて地獄だった話」がいちばんオススメの記事とのことでした。

■ハルナスビさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/9harunasubi9

■ハルナスビさんのブログはこちら→https://9harunasubi9.com/blog

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