働く女性の約半数が「2022年冬のボーナス支給なし」…「正社員・契約社員」でも「支給なし」は3割強に

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

働く女性の約5割の人が「2022年冬のボーナス支給なし」…株式会社キャリアデザインセンター(東京都港区)が運営する女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、そんな調査結果を発表しました。また、雇用形態が「正社員・契約社員」の人でも、3割強が「2022年冬のボーナス支給なし」だったことが分かったそうです。

調査は同サイト会員の働く女性592人を対象として2022年12月にインターネット上にて実施されました。

働く女性592人に「2022年冬ボーナス」に関する調査を実施した結果、49.2%の人(就業中の人のみ。離職者除く)が「支給なし」と回答しました。ちなみに、支給された人の平均金額は「32.7万円」でした。

また、雇用形態を「正社員・契約社員」に限定すると、「支給なし」と回答した人は35.9%となり、支給額の平均は「33.7万円」だったそうです。

なお、「2021年の冬ボーナス」についても同様に調査をしたところ、「支給なし」が46.9%で最多となり、支給された人の平均金額は「32.3万円」でした。これを「正社員・契約社員」に限定すると、「支給なし」は35.1%と、2022年の35.9%とほぼ変わりはなく、支給された人の平均金額も「33.6万円」で、2022年の「33.7万円」と横ばいになっていたそうです。

また、「2022年冬と2021年冬のボーナスの金額差の要因」については、「会社の業績」(29.4%)、「転職」(15.8%)、「自分の評価」(12.6%)などが挙げられたほか、「その他」(13.8%)の回答としては、「育休明けで満額入らなかった」「コロナで受注が減った」などの声が寄せられたそうです。

次に、「2022年冬のボーナスの満足度」について聞いたところ、「かなり不満足」(39.1%)と「やや不満足」(15.4%)を合わせて54.5%の人が「不満足」と回答。一方、「かなり満足」「やや満足」を合わせた「満足派」は18.1%に留まり、約3倍の開きがあったといいます。

これを「正社員・契約社員」に限定すると、「満足派」は23.3%、「不満足派」は61.1%で、全体より5.2pt高いものの、不満足派も5.6pt高い結果となりました。

続いて、「理想の冬のボーナス」について聞いたところ、「50万~99万円」(45.6%)が最も多く、次いで「100万~149万円」(17.3%)、「40万~49万円」(8.8%)と続き、平均金額は「56.2万円」でした。これを実際に2022年冬に支給された人の平均「32.7万円」と比較すると、約24万円のギャップがあったそうです。

最後に、「冬のボーナスの使い道」について聞いたところ、1位と2位は2021年も2022年も変わらず、「貯金」(2022年47.3%・2021年41.5%)、「生活費に充当」(2022年33.9%・2021年32.7%)となり、「貯金」は2021年より5.8ptの増加に。

3位は2021年は「ファッション・美容」(2022年20.6%・2021年20.6%)に対し、2022年は「旅行・レジャー」(2022年22.7%・2021年16.7%)がランクインし、新型コロナウイルスによる行動制限がなくなった影響がうかがえたそうです。なお、「その他」(2022年7.9%・2021年5.9%)の回答としては、「両親へのプレゼント」「新築マンションのオプション」「ペット購入」などが挙げられたといいます。

   ◇  ◇

【出典】
▽女の転職type/冬のボーナスどうだった?
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-63/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース