「正月の餅、余ってねえか?」秋田のヒーロー・超神ネイガーが教える餅レシピが話題「食い過ぎ注意のうまさだ」

金井 かおる 金井 かおる

 「正月の餅、余ってねえか?」ーー秋田県にかほ市を中心に活躍するご当地ヒーロー「超神(ちょうじん)ネイガー」が公式ツイッターアカウント(@neiger_akita)で紹介した餅レシピが話題になっています。超神ネイガーさんはまいどなニュースの取材に対し、出来映えについて「餅というか…これはもう、高級な菓子だな」と自信を見せました。

「まさに食い過ぎ注意のうまさだ」

 秋田名物の「バター餅」。材料は、切り餅3個、バター、砂糖、砕いたクルミ、打ち粉(片栗粉)。「分量? 適当でいい」という潔さです。ユーザーからは「めっっっちゃうまそう」「魅惑の食べ物だ」「これなら自分でも作れそう」「作ってみよう〜」「ネイガーありがとう」などの声が寄せられています。

 超神ネイガーさんに話を聞きました。

──ネイガーさんもお餅が好きなんですね。

「餅はハレの食い物だ、もちろん好きだが…好きかどうかは関係ねえ。好き嫌いせずになんでも食え。残さずにな。それがエシデーヅーズ(編集部注:SDGs)ってもんだ。餅はうめぇぞ」

──バター餅のお味は。

「餅というか…これはもう、高級な菓子だな。バターの力でぽっちゃりふわふわ、冷えても固くならねえ。まさに食い過ぎ注意のうまさだ。おらはクルミを入れたども、卵黄を入れたり、コーヒーを混ぜたり、自分の好みで作ったらいい。上手く出来たらおらにも作り方を教えてけれ。へばな」

 こちらの野暮な質問にも嫌な顔せず、ていねいに答えてくれた超神ネイガーさん。ともすれば余りがちになるお正月の餅を、残さずにおいしく消費してほしいーーという思いが言葉の端々から伝わってきました。また、高齢者や子どもたちが安全に食べられることを第一に考え、冷めても柔らかく、粘りもゆるく、滑らかであるバター餅を選んだといいます。発信するレシピ1つを取っても、困っている人を救うヒーローの矜持が感じられました。

「秋田名物バター餅」の作り方

 超神ネイガーさんによるレシピは次の通りです。

 「『マタギの携行食』ともいわれる秋田名物『バター餅』の作り方を教えよう。案外簡単だ。今回は切り餅3個。耐熱容器に餅と水を入れてレンチン。余った水(お湯)はバターと弾きあうので捨てるといい。多少残っても餅に練り込まれるので気にしなくていい。バターと砂糖を入れて練る。分量? 適当でいい。練り終わったらこれに(中略)『砕いた胡桃(くるみ)』を入れて混ぜる。途中、固くなってきた場合は温度か油分が足りないので、適時バターか加熱を追加。汁気が無くなるほど混ざったら打ち粉(片栗粉)にまぶして整える。あとは適当に切り分けるか、ちぎって食え。冷めても柔らかい。うめえぞ」

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