「これが公に許されるのは多分トムだけ」とRan(@konel_bread、以下Ranさん)さんが投稿した動画が話題になっています。
ガス火にかけられたホットサンドメーカーにのせられたのは猫のトム。アメリカ生まれのアニメ「トムとジェリー」の主人公で、おっちょこちょいでお調子者です。ずるがしこくていたずら好きのネズミ・ジェリーを捕まえようといつもドタバタ劇を繰り広げます。扉に挟まれてぺっしゃんこになったり、車に轢かれたりいつも散々な目に遭うことでもおなじみです。
そんなトムが、機嫌よさそうににっこり笑いながらスヤスヤ仰向けとなってホットサンドメーカーに。そこで、蓋がそーっと閉められました。
蓋を開けるとそこには!アニメそのままに、ぺっしゃんこになって完成したトムのパン! 目を見開いて、口元もへの字になっています。まさにジェリーに仕返しされたときの、トムらしい表情!
さらに左右に引っ張られてしまうと、とろけるチーズがびよーんと伸びて、なんともおいしそうな姿に。
アニメの世界そのままのユニークなパンに、国内はもちろん、海外からも「That's amazing(すごい!)「That's so creative(なんて創造的なの!)」と絶賛の声が相次ぎ、動画は100万回以上も再生され、8万ものいいねがつきました。
「天才すぎる」「思ってた100倍トムだった😆」「ちぎられてもなお生きてるような気がする」「爆笑しましたwww」「ひっくり返す前提で作って裏側の顔が焼き上がりなんのすごいな」「中身をトマトソースにしない良心w」
この動画を投稿したRanさんは「簡単に言うと、何でもパンにしちゃう人です…いつもパンのことばかり考えてしまいます」というブレッドアーティスト。
今回のユニークなパンについて話を聞きました。
「家族、みんなで食べました」
――このパンを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
「子どもたちがトムとジェリーのアニメが好きなので、その世界観をパンで作ってあげようと思い作りました」
――作る際にこだわったポイントを教えてください
「ホットサンドにされる前と後で、トムの表情のギャップがしっかり伝わるよう、そこにこだわって作りました。出来上がるまでにかかった時間は3時間くらいでしょうか」
――この後トムはどうなったのでしょう?
「あたたかいうちに家族みんなで食べました。美味しかったですよ。パンの種類としては食パンなので、今回のようなホットサンドやトーストなど色々な食べ方ができます。もちろん何もせずそのまま食べても美味しいです」
ブレッドアーティストのRanさんは、切ると断面に絵柄が現れるパンを「イラストパン」と名付けています。「私にとって新たな人生を切り開いてくれたパンです。イラストパンのおかげで出会えた人達、経験することができた素晴らしい出来事が沢山あります」と教えてくれました。
ちなみに、今回のトムを作るにあたっては、特に難しかった点はなかったそうで、さすがイラストパンを究めているだけあります。今後の目標については「パンだけで出来た世界の絵本を作りたい!」と語ってくれました。
RanさんはTwitterやInstagram、TikTokで自身の作品を公開。パンで表現されるオリジナリティあふれる世界観に驚くこと間違いなしです。
■RanさんTwitter https://twitter.com/konel_bread
■RanさんInstagram https://www.instagram.com/konel_bread/
■RanさんTikTok https://www.tiktok.com/@konel_bread