東京・代々木公園を散歩中の犬……と思ったら、なんと自作のバッグ! 「犬の散歩にしか見えないバッグ」がTwitterで大きな話題となっています。制作者はライターのとりもちうずら(@uzura_3)さん。
「もち太郎」と名付けられたこのバッグ、見た目は黒柴そのもの。足にはキャスターがついていて、棒を使って押すことで「犬の散歩」を再現できます。 本物のワンちゃんも、ついお尻のにおいを嗅いでしまうほどの完成度の高さ。「もち太郎」、かわいすぎだろ……!
この「もち太郎」の動画はTwitterでなんと13万いいねを獲得。「めちゃくちゃかわいい」「天才か!?」「私も欲しい」などの声が寄せられています。 それにしても、いったいなぜこのようなバッグを作ろうと思ったのでしょうか。制作者のとりもちうずらさんにお話をうかがいました。
―元々犬はお好きだったのですか?
「めちゃくちゃ好きです。昔実家で飼っていたこともあります。今住んでいる家はペットが飼えないのですが、2件隣に犬を飼っているお家があるので、定期的になでに行ってます」
―なぜ「もち太郎」を作ろうと思ったのですか?
「家がペット禁止なので、せめて犬を散歩している気分だけでも味わって、犬欲を満たしたいと思いました。バッグにしたのは、「持ち歩いている」という説得力が生まれるかなと考えたからです。あと、これは作ってからわかったことなんですが、バッグを犬型にすると、肩が痛くならなくて便利です」
―「もち太郎」が黒柴な理由はなぜですか?
「一番飼いたい犬種だからです。かわいさもありつつ、キリッとしたクールさもあるところが魅力ですね。あまり周りに媚びずに、たそがれてたりするのも面白いです」
―黒柴以外に好きな犬はいますか?
「シベリアンハスキーもかっこよくて好きです。でも、「犬全般が好き」っていうほうが正しいかもしれません」
―発泡スチロールや木材、ウレタンなど様々な材料を使って工作されていますが、その技術はどこで身に付けたんですか?
「私は元人形劇団員なので、今までに人形や舞台の大道具、小道具をたくさん作ってきました。そのノウハウが生きています」
―「もち太郎」を作るにあたって、苦労した点や工夫したところがあったら教えてください。
「荷物を入れられるようにしたら結構太ってしまって、かなりギリギリまでウレタンを削ったんですが、それでもかなり丸々した感じになりました。でもそこがかわいくて気に入ってます」
―ものすごい反響でしたが、いまのお気持ちを教えてください。
「びっくりです! もち太郎を連れていると、すぐに「Twitterでバズってる人ですよね?」と話しかけられるようになりました。そんな会話の始まり方ってあるんだな〜と驚いています」
大きな話題となり、街を歩いていると声をかけられるようになったというとりもちうずらさん。犬を飼っている友人と一緒に歩く動画はちょっとシュールでおもしろいです。必見ですよ!
とりもちうずらさんはこれまでもバクのバックパックを作ったり、妖怪コンテストで優勝するなど、さまざまな工作記事を書いています。次はどのような工作を作りたいかと聞くと、「小学校の運動会でよく見る入場門を作って、そこをくぐってから出勤し、退場門から帰宅したいです!」とのこと。いったいどんな感じになるんだろう……。次回作も楽しみです。
なお、「もち太郎」の制作過程はとりもちうずらさんご本人がデイリーポータルZの記事にまとめているので、ぜひとも合わせてチェックしてみてください!