70代よりも50代が「老後資金」に不安…「年金が減らされるかもしれない」「何歳まで生きるかわからない」

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100歳まで生きるのが当たり前の時代がもうすぐそこまで来ている中、みなさんは老後資金に不安を抱えていますか。後期ミドル~シニア世代の50~70代男女1000人に老後資金の状況を調査したところ、6割以上の人が老後の資金に不安を持っていることが分かったそうです。

株式会社お金のデザインが2022年11月に実施した調査です。

最初に、金融資産額を尋ねたところ、「500万円未満」が23.3%と最も多く、以下、「金融資産はない」(15.8%)、「500~1000万円未満」(13.9%)、「1000~1500万円未満」(9.1%)、「5000万円~1億円未満」(8.1%)、「1500~2000万円未満」(7.5%)と続きました。

次に、老後資金はいくら位あると安心だと思うか尋ねたところ、「3000~5000万円未満」が21.8%で最多となりました。2番目に多かったのが「2000~3000万円未満」で21.7%となり、以下、「1000~2000万円未満」(12.9%)、「5000~8000万円未満」「わからない」(同12.5%)、「1億円以上」(7.4%)となりました。

また、老後資金についてどのように考えているか尋ねたところ、「不安」(不安を感じている:33.3%、やや不安を感じている:32.3%)と答えた人は65.6%にのぼりました。性別・年代別にみると、年齢が低いほど、男性より女性のほうが不安傾向が強く、50代女性は82.0%が「不安」(不安を感じている:47.3%、やや不安を感じている:34.7%)と答えました。

さらに、老後資金について不安を感じる点を尋ねたところ、「介護・医療費の負担」(58.7%)、「年金が少ない/減らされるかもしれない」(56.1%)、「何歳まで生きるか分からないから」(44.1%)、「食費・生活用品費の高騰」(38.0%)、「貯金がなくなる可能性があるから」(35.7%)などが上位に挙がったそうです。

最後に、老後の資金のために、資産運用や何らかの活動をしているか尋ねたところ、「定期預金・普通預金」が61.9%と最も多く、以下、「株式投資」(30.0%)、「投資信託」(27.8%)、「保険」(22.7%)と続き、「全く考えていない・やっていない」と回答した人は22.5%に留まったそうです。

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