「おせちよりこれ食べたい」黒豆や昆布巻がクッキーで!?具材の再現度に絶賛の嵐

山本 明 山本 明

 お重に綺麗に詰められた「黒豆」「手綱こんにゃく」「栗きんとん」などおせち定番の具材を見事に再現した「クッキーおせち」が元旦に投稿され大きく注目されました。形はもちろん色合いも本物そっくりのクオリティに驚かされます。投稿主に「クッキーおせち」を作り上げた経緯を聞きました。

 投稿には「素晴らしすぎて、拡大して細かく見ちゃいました!すごいです!」「一つ一つの細かい作りが丁寧で凄過ぎた…こんなに綺麗に作れる方が存在したんですね。」などとその完成度をほめちぎる声があふれました。中には「このおせちなら完食できる」、さらに「おせちよりこれ食べたいです」とまで言う人も現れました。

 この見事なクッキーのおせちを作り上げた、投稿主の「ぷん」(@Pum_Jeunesverts)さんは何とお菓子づくりは独学で習得したのだそう。これまでもたびたび、休日に趣味で作る美しいスイーツの投稿がSNSで話題になってきたぷんさん。まいどなニュースでも以前「#多分私しかやってない」というハッシュタグとともに投稿された繊細優美な「手毬ケーキ」をご紹介したこともあります。

 今回はなぜおせちの具材をクッキーで作ってみようと思ったのかを語っていただきました。

生地作りだけで2時間ほどかかった お気に入りは「こんにゃく」

――大変な力作です。

今年はおせちは作らなくてもいいかと家族と話していましたが、何も作らないのは寂しいなと思い、得意のお菓子作りで何かお正月らしいものを作れないかなと思ったのがきっかけです。

――時間がかかったことと思います。

おせちはたくさんの具材があるので、さまざまな色のクッキー生地を作るのが大変でした。今回は10種類の生地を作ったのですが、生地作りだけで2時間弱ほどかかりました。

――作るうえで特にこだわった点を教えてください。

こだわった点は、出来るだけ本物に近い自然な色味にすることです。苺、抹茶、かぼちゃ、紅茶、ココア、竹炭、紫芋などたくさんのパウダーを組み合わせて作りました。

――気に入っているのは?

特に気に入っているのはこんにゃくです。これも、色味にこだわりました。本物のこんにゃくは、灰色だけではなく少し紫がかったような色をしているのでそれを表現するために竹炭パウダーと紫芋パウダーを合わせ、さらにこんにゃくに入っている海藻類の黒い粒々感を出すために黒胡麻を擦りつぶして混ぜ込みました。パウダーの組み合わせも、美味しく食べられるように自分なりに考えて組み合わせました。こんにゃくの味の組み合わせは石焼き芋をイメージしています。

――ご家族の反応はいかがでしたか。

焼く前は、昆布巻きとかまぼこが本物みたい!と、とても褒めてくれました。本物のお重に詰めたのは家族からのアイデアです。本物のおせちのように、数日かけて少しずつ食べました。

◇◇

 新年早々、投稿に大反響があったことを「1番こだわっていた色味を褒めてくださった方がたくさんいたことがとても嬉しかったです」と喜ぶ、ぷんさん。さらに「去年購入したまま、まだ使っておらず眠っている型がたくさんあるのでそれを使って様々なお菓子を作りたいです」と今年の抱負を語ってくれました。次作はどんな素敵なスイーツを見せてくれるのか早くも楽しみですね。

【ぷんさん情報まとめ】
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