「じじ おねがい。F-113Gをなおして」壊れた扇風機を修理した祖父の本気愛がすごかった「孫ラブパワーを見てほしい」

馬場 かやの 馬場 かやの

「扇風機が大好きな息子(6)。先日ご飯屋さんに行った時に、不注意でいつも一緒にいる扇風機を落としてしまい、首が折れてしまった。立つことが出来なくなったので毛布で布団を作り、そこにいつも扇風機を寝かせていた息子。そんな息子を見かねて本気を出した、お祖父ちゃんの孫ラブパワーを見てほしい」と、 なみそ(@omochi_nam01)さんがツイートした画像が注目を集めています。

なみそさんの息子くんは扇風機が大好き。1歳の頃には真冬でも扇風機を付けると泣き止むほどの筋金入りで、ハンディファンやオモチャの扇風機なども入れると80台近くの「マイ扇風機」を所有!季節に関係なくたくさんの扇風機に囲まれて暮らしています。

そんなある日、公園やお友達のおうちにも連れて行くいちばんのお気に入り扇風機を出先で落として壊してしまったそう。扇風機の頭部分を支えている首が折れてしまい、自立できなくなった扇風機を、まるで病気の子どもを看病するかのごとく、丁寧に毛布の上に寝かせて養生させていた息子くんに救世主が現れます!

「じじ おねがい。F-113Gをなおして」のメッセージとともに扇風機を送った相手は息子くんのお祖父さま。 そして送り返されてきた扇風機の姿は予想を遥かに超えるものでした。

接着はもちろん、穴を開けてステンレス線で縫い合わせるように補強、さらにコーティングも施され、完璧に修復されていたのです!

「愛が溢れてて自然と涙も溢れました…素敵」
「息子さんがどれだけ嬉しかったのかが伝わってくる」
「じぃじの愛…ウルッときた」と、孫愛に感動する声はもちろん、
「ちょっと待って縫えるの!?扇風機を!?」
「じじ様はブラックジャック先生ですか?」

お祖父さまの修理クオリティに感嘆の声がたくさん寄せられました。

個性豊かな3人のお子さんとご主人、元保護猫4匹との暮らしを投稿したツイートがよく話題になるなみそさんに、お話を聞きました。

祖父の経験と技術、そして愛が扇風機を完全修復!

——結構な壊れ方だったと思うのですが、お祖父さまはどうやってこのような本格的な修理をされたんでしょう?専門家ではないですよね?

「首の部分がバキバキに割れてる状態だったんですけど、送って3日くらいで、『接着したところも乾いたので送ります!』とすぐ返ってきました。 父は機械のプロではないですが、伝統工芸の指物(さしもの)家具を作っている職人で、指先は器用です。何かを参考にしたわけではなく、父が考える中で一番強度があって確かな手法で直したのでは。これまでの経験によって培われた技術の権化なんだと思います」

——息子くんの反応はいかがでしたか?

「息子は扇風機にチューして『扇風機が僕に大好きって言いよるよ』と満面の笑みで話してくれて思わず涙がこぼれました…。新しい物を買うのではなく、思い入れのある物をどうにかして復活させてくれた父には本当に感謝です」

物も人も、大切にすればずっとそばに寄り添ってくれると言うなみそさん。扇風機愛いっぱいの息子くん、孫愛いっぱいのお祖父さま、愛溢れるご家族の話が満載のなみそさんのツイートは今後も目が離せません。

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