誰もいるはずのない人気のないオフィスで仕事をしていたら、何やら物音が…。深夜であれ、早朝であれ、セキュリティが整っていても、なんだか不安になります。もしも不審者だったら、あなたはどうしますか。米国で働いているあひるさん(@5ducks5)は、早朝のオフィスで一人で仕事をしていた時、ガサゴソという物音を聞きました。
その時のことを「今朝やむをえない事情で5時に出勤して仕事していたら、誰もいないハズのオフィスで物音が。音が次第に近づいてきたなと思ったら、突然ボスが大きな紙袋片手に私の部屋に入ってきて、目が合うとFワードを投げかけられ、『俺はサンタだ。お前は何も見なかった。いいな?』とメッセージカードとギフトを貰いました」、とツイート。どうやら物音の主はサンタクロースだったようです。
投稿者さんにお話を聞きました。
ーー仕事場は個室ですか。
「私の仕事部屋は個室ですが、ドアはいつも開いています。また、ドアの両隣の壁はガラス張りなので、前を通る人は中から見えますし、外からも私が中にいるのは見えます」
ーー物音がして怖くなかったのでしょうか。
「部屋を一つ一つ回って行っている感じの物音で、少しずつ近づいてきていて、掃除の人が部屋を回る音に似ていました。でも、早朝に掃除は入らないのでちょっと気味が悪かったです」
ーーサンタのコスチュームは着ていなかったのですか。
「服装は普通でしたが、チーム全員へのメッセージカードとプレゼントが入った紙袋と段ボールを持っていました」
ーー誰かに聞かれても、「何も見なかった」と答えますか。
「あれからまだ同僚と会っていません。リモートワークの同僚も多いですし、私も年末年始は休むので、再会するのは1月半ばくらいになります。もし尋ねられたら、『ジェームスは朝5時に配ってたぜ、クレイジーだろ』とバラそうと思います」
ーー「いいな」と念を押されて何と答えましたか。
「『Ok,have a safe flight!』と笑って返しました。彼は実家に帰るため、空港に行く途中の早朝にオフィス立ち寄ったと言っていました」
ーープレゼントは何でしたか。
「繰り返し使えるノートとペンのセットでした。ペンは日本にもある擦ると摩擦熱で消えるボールペンで、ノートは繰り返し使えるプラスティックタイプで、書いた内容を撮影して登録したアプリに転送するものでした」
ーーメッセージは?
「勤労を労う言葉やクリスマスに関する定型文でした」
◇ ◇
投稿を見た人からは、
「きっとボスの姿を借りたサンタさんだったんですね!素敵なエピソードでほっこりしました」
「誰かに会った場合の言い訳もちゃんと用意してたんだな。さすがサンタだ」
「モヤモヤ年末にステキストーリーに出逢えた」
と、ボスという名の小粋なサンタクロースにほっこりしていました。ただ、せっかく部下たちを驚かせようとしたのに、出勤していたあひるさんを見つけて、思わずFワード(クソッ!)と言ってしまった気持ちも分かりますね。