中途採用をしている企業の65%…「フリーターは採用対象」と回答 「採用数を確保したい」「早急に人員確保を行いたい」

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日本の企業の間では、人手不足の深刻化が大きな問題となっており、人手不足解消に向けて人材の発掘に力を注いでいるといいます。そこで、中途採用を行っている企業の採用担当者300人を対象に、フリーターの採用意欲に関する実態調査を実施したところ、中途採用を行っている企業の65%が、フリーターは採用対象者に入ると回答しました。また、そのうち8割以上の企業が実際にフリーターを正社員として採用していたことが分かったといいます。 

レバレジーズ株式会社が運営するフリーター・既卒・第二新卒向け就職支援サービス「ハタラクティブ」が2022年10月に実施した調査です。

最初に、中途採用においてフリーターは採用対象者に入るかと聞いたところ、65.0%の企業が「採用対象者として考えている」と回答しました。「採用対象者として考えたことはない」は23.7%、「以前は採用対象者として見ていたが、現在は採用対象者として見ていない」は11.3%という結果に。

次に、フリーターは採用対象者に入ると回答した企業に対し、フリーターを正社員として採用したことがあるかと聞いたところ、採用したことがあると回答した企業は84.7%(採用している:66.4%、以前は採用していたが、現在は採用していない:18.3%)となりました。

これを企業規模別に見てみると、「中途採用でフリーターを採用している」と回答した割合は、企業規模1~50人が43.6%、51~100人が68.6%、101~500人が64.4%、501~1000人が70.6%、1001人以上が81.4%という結果に。

一方で、過去に過去にフリーターを採用したことがあるが、現在は採用を実施していないと回答した企業に対してフリーターの採用をやめた理由を聞いたところ、「新型コロナウイルスの影響により採用人数を絞っているから」(38.2%)、「短期離職が多かったから」(38.2%)、「早期に採用する必要がない」(29.4%)、「採用条件や基準に変更があった」(26.5%)が上位にあがりました。

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なお、フリーターの採用を始めた目的を聞いたところ、「採用数を確保したい」が53.6%と最も多く、次いで、「早急に人員確保を行いたい」が39.7%となり、以下、「人件費を抑えたい」(28.9%)、「採用コストを抑えたい」(28.4%)、「経歴やスキルよりも若年層を採用したい」(26.3%)と続きました。

フリーターの採用手法で最も多かったのは、「求人広告」(56.7%)となり、次いで、「ハローワーク」(51.5%)、「人材紹介」(42.3%)、「自社サイト」(32.0%)、「イベント」(16.0%)、「リファラル採用」(12.4%)と続きました。

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