小学生1万3816人が選ぶ「今年最も印象的だったニュースランキング」 2位「ウクライナとロシアの戦争」

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株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が提供する通信教育講座『進研ゼミ小学講座』は、「2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査」を実施しました。その結果、今年もっとも印象的だったニュースランキングでの1位は「安倍元総理銃撃」でした。また、わくわくしたことランキングでは「修学旅行」が1位だったそうです。

調査は同講座の小学3~6年生の会員1万3816人(女子9238人・男子3691人・性別無回答887人)を対象として、2022年11月にインターネット上で実施されました。

小学生が選ぶ「今年もっとも印象的だったニュースランキング」の1位は「安倍元総理銃撃」(1397票)でした。

次いで、2位「ウクライナとロシアの戦争」(609票)、3位「King & Princeのメンバーの脱退」(526票)、4位「新型コロナ」(301票)、5位「梨泰院の群衆事故」(246票)、6位「北朝鮮のミサイル発射」(165票)、7位「円安」(91票)、8位「BTSの活動休止」(81票)、9位「エリザベス女王の死去」(74票)、10位「皆既月食」(67票)と続き、小学生の好きな芸能人のことだけでなく、時事ニュースが多く上位に入りました。

「円安についてお母さんがぶつぶつ言ってました」「自分と同世代の子ども達が戦争で苦しんでいるのを見て平和の大切さを知った」など、社会情勢を子ども達なりに切実にとらえている様子がうかがえたといいます。

続いて、「今年もっともわくわくしたことランキング」では「修学旅行」(1254票)が1位を獲得。以下、2位「運動会」(514票)、3位「誕生日」(319票)、4位「キャンプ・旅行」(284票)、5位「宿泊体験学習」(223票)と続き、学校行事以外に家族や友達と過ごすイベントが挙げられており、コロナ禍を経て身近な人との交流や外出の機会が復活してきていることがうかがえました。

小学生が夢中になった「『××しか勝たん!』ランキング」では、1位「スプラトゥーン」(604票)でした。以下、2位「すとぷり」(318票)、3位「なにわ男子」(313票)がTOP3にランクインしていたそうです。

また、「憧れの人ランキング」では、1位「友達」(290票)、2位「お母さん」(236票)、3位「好きな人」(アーニャ(SPY×FAMILY)」(210票)がTOP3にランクイン。憧れの理由として、1位の「友達」は勉強やスポーツが得意なところ、2位の「お母さん」は優しさや毎日がんばっている様子に憧れる声が多く見られました。また、2021年には9位だった「お父さん」が初めてトップ10圏外となっていたそうです。

今年一番流行った「流行語ランキング」の1位は、ひろゆきさんの真似をしながら言い合う「それってあなたの感想ですよね?」(415票)でした。使用するシーンとしては「友達が言い訳をしてきた時」「好きな動画チャンネルでアンチコメントを見た時」「先生や友達に『テストの点数が悪いな』と言われた時」などが聞かれました。

2位には共感を示す相槌「それな」(395票)、3位には「ギャルピース」(370票)、4位「パワー!」(297票)、5位にはSNSから生まれたと言われる「草」(294票)がそれぞれランクインしていたといいます。

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なお、同調査では、小学生の「なりたい職業」についても調査をしています。

小学生に「なりたい職業」を聞いた結果、「なりたい職業ランキング」の1位は、調査を開始した2020年から3年連続で「ユーチューバー」(1374票)となりました。

以下、2位「漫画家・イラストレーター・アニメーター」(1167票)、3位「芸能人」(924票)、4位「ゲームクリエイター・プログラマー」(667票)、5位「パティシエ・パティシエール」(607票)、6位「学校の先生」(530票)、7位「保育士・幼稚園の先生」(444票)、8位「作家・小説家・ライター」(375票)、9位「医師」(364票)、10位「動物園や水族館の飼育員」(314票)と続き、上位にはエンタメ関連の仕事がランクイン。自宅で過ごす時間が長い中で、エンタメは子どもにとって身近で、将来挑戦してみたい仕事として意識されていることがうかがえたそうです。

これを男女別にみると、特徴的な変化は男子のランキングで3位の「野球選手」(184票)が、4位の「サッカー選手」(172票)の人気を僅差ながらも3年間で初めて上回り、メジャーリーグの大谷翔平選手や、日本で史上最年少の三冠王に輝いた村上宗隆選手の活躍の影響がうかがえたといいます。

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