18~24歳に聞いた「借金の理由」…半数近くが「生活費の足しに」と回答

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物価上昇のニュースが連日報道される中、お金のやりくりが大変と感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、借金をしたことのある18〜24歳の成人男女328人を対象に「借金をした経緯や返済状況についての実態調査」をしたところ、「生活費の足しにお金を借りた」人が半数近くいたことが分かったそうです。

弁護士法人・響が運営するメディア「借金返済の相談所」が2022年8月に実施した調査です。

まず、「いくら借りましたか?借りられましたか?」と尋ねたところ、「30万円~50万円」(27.1%)が最も多くなりました。次いで、「30万未満」(24.1%)となり、以下、「50万円~100万円未満」(19.5%)、「100万円~300万円未満」(14.6%)、「300万円~500万円未満」(9.5%)と続きました。

次に、「なぜお金を借りたのでしょうか?」と尋ねたところ、「生活費」と答えた人が44.2%と最多になりました。以下、「買い物」(29.3%)、「遊興・交際・趣味」(22.9%)、「車の購入」(11.6%)、「旅費」(7.6%)、「引越し」(4.6%)、「冠婚葬祭」(2.7%)、「ギャンブル」(2.4%)といったことが理由として挙がったそうです。

調査を行なった同社は、「コロナ禍の不況や物価上昇の影響が、若年層への生活にも影響していることがうかがえます」と分析しています。

また、「どこ(誰)からお金を借りましたか?」と尋ねたところ、「クレジットカード(分割・リボ)」が52.4%と半数以上の人が挙げました。次いで、「カードローン・消費者金融」が25.9%となり、以下、「銀行(信用金庫・JAバンクなど含む)」(19.8%)、「友人・家族」(8.8%)と続きました。

さらに、「毎月どれくらい返済していますか?(返済していましたか?)」と尋ねたところ、「~3000円」(18.4%)、「3001円~5000円」(14.9%)、「5001円~10000円」(21.6%)、「10001円~15000円」(19.8%)、「15001円~20000円」(7.3%)となり、毎月の返済額は「10000円以下」という人が半数以上を占めたそうです。

また、「完済までにどれだけかかった?」と尋ねたところ、「~3ヶ月未満」が25.6%と最も多く、「3ヶ月以上6ヶ月未満」(12.8%)、「6ヶ月以上1年未満」(11.6%)と合わせると、1年以内に完済した人が約半数という結果に。

最後に、「借金の返済でツラいと感じた点や後悔した点」について尋ねたところ、「特に後悔していない」(137人)と答えた人が最も多かった一方で、「トータルの返済額が膨らんだ」(89人)、「お金を借りる抵抗感が薄くなり、何度も借入を行なった」(55人)、「滞納により信用情報に傷がつきクレジットカードが使えなくなった」(52人)といった、なんらかの後悔や反省を感じたと答えた人もいたそうです。

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