2頭のレッサーパンダがハイタッチしている写真がツイッターに投稿され、「かわいい」と話題になっています。この写真、一体どういった状況で撮影されたのでしょうか。
栃木県の那須どうぶつ王国(@nakprstaff)ツイッターアカウントは、「こんな写真も撮れました」と、後ろ足で立ち上がって、高く片方の前足を上げる2頭のレッサーパンダの写真を紹介。「#仲良し兄弟」というハッシュタグがあることから、仲の良い兄弟であることがわかります。
「か、かわいすぎる 絆を感じる素敵なお写真を拝見できて幸せです」「なんて仲良し~ 可愛くってたまりません」「We are KinKi Kidsって言いたくなる」と2頭を愛でる声や、よい姿勢で、ほぼ左右対称なポーズをとっていることから、「これ鏡ですよね」「人入ってないすか?」「兄弟の固い絆を感じるショットですね。見るからに難易度高すぎです」と驚きの声も。
他にも同じ2頭が後ろ足で立って顔を見合わせている写真や、1頭が別の1頭の頭に前足を置き、ツッコミを入れているような写真も投稿されていました。ポーズがおもしろかわいいレッサーパンダの兄弟。気になる2頭のプロフィールや性格、そしてどんなシーンで撮った写真なのかなどを、那須どうぶつ王国の担当飼育員さんに話を聞きました。
実はトレーニング中なんです!
那須どうぶつ王国には、現在6頭のレッサーパンダが飼育され、写真のレッサーパンダは、左が「大事」、右が「大福」で、どちらもオスの2歳、ふたごです。それぞれの性格は、大事くんは「くいしんぼう」で大福くんは「マイペース」だそうです。
2頭はとっても仲よしで、獣舎で一緒に寝るほど。普段2頭は展示場でじゃれあったりするなど、それぞれ好きなことをして過ごしているそうです。写真を撮ったタイミングは、「ハズバンダリートレーニング中」とのこと。
ハズバンダリートレーニングとは抑えたり、つかまえたり、麻酔をかけなくても診察などの健康チェック、検温、採血などが出来る様にするトレーニングのことで、「レッサーパンダはこうやって立てるようになると、手の裏異常がないかのチェックをしたり爪切りなどの健康管理がおこなえます。そのため、那須どうぶつ王国ではトレーニングを日々おこなっています」と担当飼育員が教えてくれました。
楽しそうに見えるけれど、健康を保つための大切なトレーニング中だった2頭。飼育下のレッサーパンダの寿命は15歳前後だといわれていますが、できるだけ長く健康でいてほしいですね。
栃木県の「那須どうぶつ王国」は、東京ドーム約10倍の敷地に世界各国の600頭以上の動物たちが暮らす見ごたえたっぷりな動物園。レッサーパンダをはじめ、アルパカやカピバラ、マヌルネコ、スナネコなど話題の動物たちに出会え、動物たちとの触れ合いや、動物の身体能力や知能の高さを見られるパフォーマンスを楽しめます。
■那須どうぶつ王国(@nakprstaff)のTwitterアカウント https://twitter.com/nakprstaff
■那須どうぶつ王国 https://www.nasu-oukoku.com/
■那須どうぶつ王国 YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/NAKPRSTAFF/playlists