渡辺、渡邊、渡邉…10種のワタナベを一気に押せるハンコ爆誕 いや使い道は? 開発者に聞いた

山脇 未菜美 山脇 未菜美

渡辺、渡邊、渡邉……と漢字の「わたなべ」が一度に10人分押せたり、見た目は角印だがよく見ると実は迷路だったり。そんなちょっぴり変わったハンコ5種類が楽しめるガシャポン「ハンコの反抗期2」が話題になっている。ハンコが反抗期を迎えたら? そう考えてみると、思春期特有の尖った雰囲気がそこはかとなく漏れ出ているような…。でもこのハンコ、どうやって使えばいいですか。

バンダイが販売する1回300円のガシャポン。ハンコの反抗期2は、昨年発売した第1弾の人気を受けて、9月末に登場した第2弾である。

ガシャポンを回し、黒いカプセルを開ける。中のカプセル自体がハンコになっているようだ。ハンコのふたを取ると、一般的なハンコより版面は大きく直径4~5cmほど。ハンコというよりも、スタンプに近いような気もする。もしかすると、これもハンコの反抗的な態度なのかもしれない。そろそろ大人になれよな。

「ハンコ=身近な道具だからこそ、使った時の結果が想像しやすく、面白いことをできる余地があるのではと考えました」とバンダイの開発担当者。人の苗字は興味深い。ワタナベやサイトウといった苗字は、どの漢字が正しいの? と悩むこともある。「苗字あるある」は多くの人の共感が得られるのではないかと思い、企画したという。

今回のハンコは5種類。佐藤や田中、小林など10の苗字を集合させて多くの人口をカバーした「10苗字集合スペシャル」や、山本という漢字に「※左右対称ではありません。よく見てね」と注釈を加えたものなど。担当者が「意外と便利」と胸を張るのは、9個の漢字を正方形に並べた「10苗字変化印鑑」。自分で使いたい名前に丸印をすることで、森井や安藤、木村などになるという。一度に多くの苗字が捺印できる感覚に、担当者自身も「止まったエスカレーターを上る時の違和感のようなものがあり、そのくだらなさに笑ってしまいました」とユーモアたっぷりに話す。

本題に戻ろう。このハンコ、どうやって使えばいいですか?

「会社の書類に使用すると『反抗期!』と思われてしまいますので…。プレゼント用として該当の苗字の方に、お渡ししていただくのが一番だと思います」

最後の回答は、意外にも素直だった。

ガシャポンの設置地域はガシャポン公式ホームページから調べられる。

https://www.gashapon.jp/products/detail.html?jan_code=4549660771098000

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