「スーパーの入口。『お座りして待って、偉いねぇ、かわいいねぇ』と言ってくださる皆さま。違うんです…『この子誰も待ってないし、主がリード引いても動かない拒否柴なんです』なんて言えない…」とツイートしたのは黒豆柴もなかさん(@monabolta)。そこには、おしゃれなコートに身を包み、きちんとお座りする可愛い黒柴が映っていました。
なぜ”拒否柴”になった?飼い主に聞いた
この黒柴はなぜ”拒否柴”になっているのでしょうか。飼い主さんにお話を聞きました。
ーーわんちゃんのお名前を教えてください。
「名前は『もなか』で、1歳2ヶ月のオスです」
ーーなぜ拒否柴になってしまったのでしょうか。
「ツイートした写真は、スーパーも入っている商業施設の出入口になります。この商業施設をはじめ、パン屋、ペットショップ、カフェ、スーパーなどで、よく立ち止まって動かなくなります」
ーー人が好きなのでしょうか。
「中で働いている人が好きなのか、出入りするお客さんが好きなのか分からないのですが、人をよく眺めています。撫でてもらったり、話しかけてもらったりすると、近寄って撫でてもらおうとしたり、顔を舐めたりします。触ってもらいたいのかもしれません。だいたい5分くらい座って見ていることが多いです。通行する人の邪魔にならないように、端に寄って見せています」
ーーその姿が誰かを待っているように見えるのですね。
「通りゆく人をまっすぐ見つめたり、たまに顔ごと動かして目線で追いかけたりします。その間ずっとお座りしているので、パッと見は誰かを待っている、もしくは探しているように見えると思います」
ーーリードを引いたり、抱っこしたりせずにお付き合いしてあげたのですか。
「家でほとんどひとり遊びをしないので、散歩の時間だけでもできるだけもなかの意志を尊重してあげたいのです。商業施設なので他人の迷惑にならないよう気をつけて、時間のある限り付き合っています。といっても5分くらいなのですが、リードを引っ張っても動こうとしませんし、飽きるまで座らせています。ちなみに、こういう時には抱っこさせてくれません」
ーー散歩は犬にとって大切な時間ですものね。
「リモートワークで時間に余裕ができたのと、幼いときに実家で飼っていた犬にはあまり自由にさせてあげられなかったので、その反省もあります」
ーーもなかちゃんは人が好きなのですか。
「誰でもというわけではなく、遊んでもらえそうな人、声を掛けてくれた人、目が合った人、ワンちゃんを連れている人にはよく近寄って行きます。他のワンちゃんにはあまり興味がないのですが、飼い主さんの方に興味があって近寄っていくことが多いです。また、店員さんや制服を着て働いている人に興味があり、急に路上でお座りして、働く人(宅急便や配送業者の方など)を眺めていることもあります」
ーーお家ではどんな子ですか?
「家でもマイペースで、常にべったりという感じではなく、甘えたいときやおやつがほしい時、遊んでほしい時、散歩に行きたいときに近寄ってきます。ただ、夜ベッドにのぼってきて一緒に寝ようとすることもあり、ツンデレくんです」
投稿を見た人からは、
「うちのコもおんなじです。スーパーや駅前で拒否柴発動…」
「実録・忠犬ハチ公ですなあ」
「何を考えて座ってるんでしょうかね??犬と会話出来ればいいのにな〜」
「忠犬のふりした単なる拒否柴w」
などの反響があり、「いいね」は5.5万件にもなりました。
皆さんが飼っている柴犬は、”拒否柴”になることがありますか?