旧帝大などの就活生が選ぶ「就職人気企業」ランキング…3位「野村総合研究所」、2位「伊藤忠商事」

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新卒採用支援やPersonality Techを通じたHR事業「ミキワメ」を提供する株式会社リーディングマークが、このほど発表した「2024年卒夏期速報版/就職人気企業ランキング」によると、1位に選ばれたのは、昨年同様「三菱商事」だったそうです。

ランキングは2022年5月~6月の期間に、2024年卒予定の「東京大学」「京都大学」「大阪大学」「北海道大学」「東北大学」「名古屋大学」「九州大学」「神戸大学」「東京工業大学」「一橋大学」「早稲田大学」「慶應義塾大学」の大学(院)生1408人(男性68.9%、女性31.1%)を対象に、同社主催の合同説明会および同社会員へのWEBアンケートにて、同社がリストアップした約400社より学生1人につき第一志望企業群(5社)を選定してもらい、集計したといいます。

調査の結果、「2024年卒夏期就職人気企業ランキング」のトップ3は、昨年同様、1位「三菱商事」、2位「伊藤忠商事」、3位「野村総合研究所」という結果になりました。

以下、4位「三井物産」、5位「アクセンチュア」、6位「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」、7位「PwCコンサルティング」、8位「P&Gジャパン」、9位「ソニーグループ」、10位「サントリーホールディングス」がトップ10にそれぞれランクインしていたそうです。

23卒に引き続き、24卒も夏期段階から総合商社の人気が好調。デジタル化の中での社会的注目や勤務地/待遇等での制度面での柔軟性の高さなどを背景に、「PwCコンサルティング」(13位→7位)、「Google」(46位→32位)、「ヤフー」(150位→83位)、「NTT東日本」(150位→88位)などのIT/通信/コンサル業界の人気に拍車がかかる結果になっていたといいます。

その一方で、コロナ禍などの影響が継続してか、食品/消費財/不動産業界の人気は低下傾向がみられたといい、「サントリーホールディングス」(6位→10位)、「味の素」(11位→19位)、「ネスレ日本」(26位→60位)、「日清食品グループ」(57位→67位)など多くの企業がランクダウンしていたそうです。

また、不動産業界では一部企業を除き人気の低下傾向がみられ、「三菱地所」(4位→15位)、「三井不動産」(7位→20位)、「森ビル」(26位→74位)、「NTT都市開発」(38位→56位)、「東急不動産」(39位→74位)、「野村不動産」(44位→88位)などがランクダウンしていました。その一方で、昨年の100位ランク外からは、「東京建物」(136位→88位)、「三井不動産レジデンシャル」(354位→176位)などが順位を上げていたといいます。

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なお、同調査では、キャリアにおいて重視する項目についての調査も実施しており、キャリアゴール9個の中から重要視している特徴を3つ選んでもらったところ、「ワークライフバランス」(48.7%)、「スペシャリスト」(47.7%)、「安定の実現」(35.0%)といった回答が上位に並びました。

調査結果から、「スペシャリスト」が昨年の41.7%から6ポイント増えて47.7%となっており、ジョブ型雇用への転換が進む社会的趨勢の下、終身雇用ではなく転職が当たり前という考え方が学生の間にも浸透しつつある中で、転職の前提となる職種スキルを重視したい姿勢が現れている可能性がうかがえたといいます。

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