Z世代のコミュニケーションは「短文」!?メッセージの平均文字数21文字…年配世代の半分の長さ マッチングアプリ利用で調査

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Z世代と呼ばれる若者のみなさんはマッチングアプリなどをどのように使っているのでしょうか。株式会社Parasolが運営する未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』が、株式会社ネットマーケティングが運営する恋愛マッチングアプリ「Omiai」と共同で実施した調査によると、Z世代の異性とのマッチングアプリ内のメッセージの文字量は、男女ともにZ世代以降の半分の文字量ということがわかりました。また、マッチングアプリのプロフィール文字数は「200文字以下」が半数以上だったそうです。

2022年2月〜7月末の期間に、同アプリユーザーを対象として「Z世代のマッチングアプリの利用実態や恋愛・婚活事情について」と題して実施された調査です。なお、Z世代=18-25歳、Z世代以降=26歳以上としています。

はじめに、「マッチングアプリ内のメッセージ1通あたりの文字量」を調査したところ、男女ともにZ世代以降では「44文字」だったのに対して、Z世代は「21文字」と、半分の文字量でメッセージをしていることがわかりました。

同機関は「LINEなどの短文で行うチャット形式が自然と身についているZ世代と、手紙やメールのやりとりの方が身近にあったZ世代以降とで、それぞれが長く慣れ親しんだコミュニケーションツールが影響し、世代間で2倍以上の開きが出たと考えられます」と説明しています。

次に、異性に対しての「『いいね!』の送信数」を世代別でみると、Z世代以降の「73回」と比べてZ世代では「55回」と約3割少ないことが判明。また、男女別では、Z世代の女性が最も少なく「月間17回」、Z世代以降の男性が最も多く「月間120回」でした。

結果について同機関は「考えられる理由は2つあります。まず、Z世代は『コスパと効率』に重きを置くこと。『すごくタイプだし、合いそう!』という厳選した異性にのみ『いいね!』を送信しているためだと考えられます」と説明。

さらに「2つ目は、Z世代以降にとって、マッチングアプリは今までの恋愛と比べると『気軽』であること。Z世代以降の男女にとっては目の前の異性に直接アプローチするよりも、オンラインで『いいね!』を送ることはより気軽でたやすいことなのだと考えられます」と述べています。

続いて、「マッチングアプリのプロフィール(自己紹介文)の文字数」を世代別で比較したところ、両世代とも「101~200文字」(Z世代35.51%、Z世代以降30.25%)が最も多かったものの、Z世代は「100文字以下」が23.37%と、Z世代以降の12.59%を大きく上回っていることがわかりました。

結果について同機関は「Z世代は、プロフィール文章も短く簡潔に済ませるようです。『サウナ/ランニング/カフェ巡り』など単語のみを記載し、端的に自分の人柄を伝えることに長けています」と説明しています。

最後に、マッチングアプリで「初デートの費用」に関するプロフィール項目が「割り勘派」の比率を調査したところ、男女ともZ世代のほうが「割り勘派」が多いことが判明。特に男性は顕著で、Z世代以降の「割り勘」と回答している割合が3.42%に対し、Z世代は3倍以上の11.06%という結果だったそうです。

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調査を共同で実施した同アプリのマーケティングPRの柴田昌美さんは「Z世代は『フラットでラフにいたい』という価値観を他の世代よりも感じました。時間やお金の制限がある中で、自分らしく自由に振るまうことが当たり前に身についている彼らは、かっこつけることが多い恋愛においても『無理のない範囲』でかっこつけるなど、『自分らしさ』を大事にしているようです」と述べています。

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