「選手生命の危機!」人気女子プロレスラー井上京子選手がSOS 試合での必需品を「探しています」

金井 かおる 金井 かおる

 人気女子プロレスラーの井上京子選手は9月8日、自身のツイッターを更新し、「お願い」と題したSOSを発信しました。内容はなんと筆記具探し。井上選手のトレードマーク、フェイスペイントの縁取りを書くための「ポスカ 蛍光黄色 丸芯・中字」が廃盤のため入手困難になり、全国の在庫を探しているというのです。「選手生命の危機!!」と切実に訴える井上選手に話を聞きました。

フェイスペイントは「ブル中野さんに相談」

 井上選手は1988年、全日本女子プロレスのレスラーとして19歳でデビュー。30年以上にわたり第一線で活躍を続け、現在はワールド女子プロレス・ディアナの代表も務めます。

 フェイスペイントはデビュー2年目から始め、「もう32年続けています」。アイマスクのようにも、コウモリのようにも見える柄は自ら考えたデザインだといい、「当時、悪役は黒が主流だったんですが、自分の好きな赤と黄色でやりたくて。ブル中野さんに相談したらOKが出ました」。赤い部分はステージ用品メーカー「チャコット」のドーラン、黄色の縁取りはポスカの蛍光黄色を使用。慣れたもので10分もあれば描き上げるそうです。

 選手生活には欠かせないポスカの蛍光黄色でしたが、メーカーのサイトを見ると「生産は終了いたしました」。井上選手は困った挙げ句、SNSで全国のファンに呼びかけました。

 「【お願い】探して下さい! そしてあったら送って下さい 井上京子 選手生命の危機!!(切実) 廃盤になってしまった『ポスカの黄色』を探しています #蛍光ポスカきいろ中字 #実はメイクはポスカ」(井上選手Twitterから引用)

 投稿を読んだファンからは「縁取りポスカだったのか!」「なんと!ポスカだったんですね」「今年一番の衝撃」「これは切実」「地元の文具店で見てみます」「近所にありました!ディアナに送ります」などの声が上がり、中には他メーカーの類似品情報を提供する文具ファンや舞台メイク用の化粧品を紹介する人もいました。また、蛍光黄色を一般的な黄色だと勘違いしてしまった人も多く、「黄色ならまだありますよ」「ネットで売ってましたよ」といった報告も多数寄せられました。

 井上選手は投稿が拡散していることについて「『井上京子 選手生命の危機!!』と大げさに書いてしまってすみません。でも、本当に困っていたので何気なく書いてしまいました」とし、「こんなに皆さんに探して頂けるとはビックリで…ホントにホントにありがたいです」と感謝の気持ちを表しました。

 ちなみに試合後のメイク落としの方法は「ビオレのメイク落とし用シートです。簡単に取れます。すごいです」。

 過去にはフェイスペイントによる肌荒れはないと発言していた井上選手。ポスカでの演出はプロだからなせる技です。決してまねしないようにご注意ください。

井上京子選手 1969年4月22日、山形県南陽市生まれ。デビューは1988年10月10日、全日本女子・後楽園ホール井上貴子戦。W.W.W.D世界タッグ王者。初代W.W.W.Dシングル王者。ワールド女子プロレス・ディアナ株式会社(神奈川県川崎市)代表。スナック「あかゆ」(東京都品川区小山)にもママとして店に立つ。Twitterアカウントは@dianakyoko。試合スケジュールはワールド女子プロレス・ディアナ公式ホームページで。

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