お盆の天気 広範囲で猛烈な暑さ 所々で雷雲発達 東北は北部を中心に大雨警戒

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お盆の頃も、西日本と東日本は猛暑。気温の上昇で大気の状態が不安定になり、晴れても局地的に雷雲が発達。前線が停滞する北日本は雨の日が多く、東北では北部中心に大雨に警戒が必要。

西・東日本に太平洋高気圧が張り出す 北日本には前線が停滞

お盆休みの期間も、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が西日本と東日本へ張り出すでしょう。一方、北日本には前線が停滞。前線の活動が活発になることもありそうです。

沖縄や九州から東海、北陸3県、関東にかけて、曇りマークの日でも、ときおり強い日差しが照り付けるでしょう。気温が上がるにつれて大気の状態が不安定になり、午後は連日のように所々で雨雲や雷雲が湧いてきそうです。「ヒンヤリした風が強まる」「ゴロゴロという雷鳴がきこえてくる」といった、積乱雲接近のサインに注意が必要です。気象レーダーの雨雲のようすをこまめにチェックするのも、雷雨を回避するのに有効です。川のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、川では、その場では晴れていても、上流で降った激しい雨によって急に水かさが増すケースがあります。周辺の空の様子にも、十分に気を配ってください。

一方、前線の影響を受ける北海道や東北、新潟県にかけては、曇りや雨の日が多いでしょう。現時点の予想では、特に11日頃にかけてと、13日から14日頃は東北北部で雨脚が強まり、大雨のおそれがあります。また、15日から16日頃には、東北南部や、新潟県でも雨の強まる所があり、前線の位置によっては北陸3県にも雨雲が広がるでしょう。先週の豪雨の爪痕が残っている状況ですので、雨の量がそれほど多くならなくても、災害の危険度が高まる所がありそうです。最新の気象情報、避難に関する情報に留意し、早めかつ慎重な行動を心掛けてください。

体にこたえる暑さ 熱中症対策を万全に

気温は、北海道は平年並みか低めの傾向で、半袖では少しヒンヤリと感じられる日もあるでしょう。東北や北陸、関東から西の各地は、平年並みか高い予想です。
特に、関東から九州にかけては、日中は連日のように35℃くらいまで上がる所が多く、体にこたえる暑さ。熱中症対策が欠かせません。ノドの渇きをあまり感じていなくても、少しずつ水分補給を。たくさん汗をかいたら、適度に塩分も摂るようにしてください。疲れが溜まっているなど、もともと体調が思わしくない場合、熱中症のリスクがさらに高まります。無理をせずに、外出の予定を変更することも大切です。

熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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