「ぼくは折り畳み傘の持ち手をがじがじかじりました。反省してません。またします」と紙に書かれたコメントを前にちょこんと座り、つぶらな瞳で見上げてくる子犬さんの写真がtwitterに投稿され大きな反響を呼びました。「今日の出来事。帰って来たら、これだもんな。 許します。」と潔く許す、子犬さんの飼い主である「豆柴たわしくん」(@tawashi429)さんに、実際に噛みあとのついた傘の柄の画像を「まいどなニュース」にご提供いただき、詳しい話をお聞きしました。
話題になった子犬さんは今年の4月29日生まれの赤毛の豆柴の男の子で「たわし」くんといいます。ユニークな命名の由来をお聞きすると「飼う前から豆柴の見た目が亀の子たわしのように見えたのでそう名付けました」(飼い主さん)とのこと。6月25日にお家にお迎えしたばかりで、飼い主さんは子犬との初めての共同生活に毎日、てんてこ舞いしているそう。話題になった写真からもそんな日常の様子がうかがえますね。
ツイートには、たわしくんの罪悪感のかけらもないイノセントな瞳に「可愛い」「これは許してしまう」と擁護の声が続々集まったほか、「よかったら私の傘にもお願いします。」と志願する人まで現れました。また、子犬の時期ならではの甘噛みに「歯が痒くて仕方ないのでしょうね。おもちゃを買うとか何か気を逸らすものがあればなんとか凌げると思います。決して酷く叱ったりは駄目で逆効果だと思います。遊んでほしいのも多分にあると思います。上手く行くと良いですね。」と真摯な助言も届いています。
話題になった投稿に続けて「傘はたわしとの絆と思って大事にします。キズだけに笑」とツイートする飼い主さん。それにしても噛まれた傘の柄はどんなふうになったのでしょうか…?
現在は子犬の特有の歯が痒(かゆ)い時期 帰宅後、ちょっと着替えるために目を離したスキに傘の柄をガジガジ
――たわしくんはどんな性格の子犬さんですか?
やんちゃな性格で、現在は子犬の特有の歯が痒(かゆ)い時期のようで、ロープを噛んで引っ張りっこをするおもちゃでよく遊んでいます。
――写真を撮った時の状況を詳しく教えてください。
私が、仕事から帰ってきて犬が居ない生活時代同様にカバンや、その日、結局使わなかった傘を床に置いて、たわしと遊んでおりました。犬用の噛み噛みオモチャで遊んでたので、着替えようかと思った矢先にふとたわしに目を向けると傘を噛み噛みしてるのを見つけたという形になります。
――その姿を見た瞬間のお気持ちは。
見つけたときは、床に物置いちゃいけんのだなと反省の気持ちでした。もうだめだよと思いましたが、誇らしげな顔がまたしますと言ってるように思えてコメント作りました。
――毎日が勉強ですね。
先にも書きましたが、床に不用意に物は置けないと学びました。たわしにも悪いことをしたかなと反省してます。
――ツイートが大拡散しました。印象に残るコメントはありましたか?
可愛いと言って頂けて嬉しいということと、反省してないんかいというツッコミは私の意図を汲み取って頂けて印象に残ってます。
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また現在の生活について「帰宅すると、たわしが居るという状況が楽しいです。目に見える生き物は癒されます」といい、「本やネットで調べた知識と現実とは全然違い、現実は小説よりも奇なりを日々経験させてもらっております。毎日がニコニコで、世間では暗いニュースばかりですが、たわしから生きる活力を貰ってます」とその喜びを語る飼い主さん。
さらにプロフィール欄には『(人生で)初めての犬との生活に悪戦苦闘中 先人様アドバイスお願いします』と記されており「愛犬を育てた方たちから、注意すべき点や、しつけ方、他の子犬さんの世話状況を知りたい」(飼い主さん)と願っているそう。初めての経験に奮闘中の飼い主さんのもとへ全国から、子犬の育て方について、良き知恵やヒントがたくさん届くと良いですね。