危ない!発進する車の下に子猫「全身から血の気がひきました」 野良猫の出産シーズンに保護「ひ、拾いたい」「幸運でしたね」

渡辺 陽 渡辺 陽

「子猫って、こんな感じで道に落ちてるんです(もちろん拾いましたけどね)」とツイートしたのはタノビケルト@ぼちぼち描いてる物語更新中さん(@tanobikeruto)。そこには、空き地のようなところに佇む1匹の子猫が写っていました。

写真を見た人からは、
「お母さん猫とはぐれてしまったのかな?小さくて可愛いですね」
「ひ、拾いたい」
「幸運でしたね。良い人に拾われて」
という反響がありました。

しかし、子猫ってこんなふうに落ちているものなのでしょうか。投稿者に話を聞きました。

ーーこの子は車の下にいたのですか?

「スーパーから出ると、人の車の下にうずくまってる子猫が見えました。ものすごく見通しが良かったので見えたんです。声をかける間もなく、その車はエンジンをかけて、まさに今発進するところでした。全身から血の気がひきました」

ーーそれはもう見ているしかありませんね。

「幸運なことに車のタイヤは子猫をすり抜け、子猫は無事でした。でも、ホッとしたのも束の間、子猫は隣に停めていた私の車の下に入り込みました」

ーーその後、どうされたのですか。

「自分の車の下から出てきてもらうために、スーパーにもう一度戻り、猫缶を買ってダンボールをもらいました。猫缶に釣られて出てきたところを撮ったのがあの写真です。子猫は抵抗もせずジッとしてたので、段ボールに入れて連れて帰りました」

ーー戸惑いはなかったのですか。

「ありません。『出た!!!!』というのが正直な感想です。野良猫の出産シーズンだからです。私が住む地域は本当に本当に、外猫ちゃんだらけなんです。一方で、こういう子猫を保護したのは3回目なので、慣れていました」

ーー保護した後は、どうされましたか。

「『まず保護→お風呂→動物病院→里親探し』というコースを実行しなければならないので、『可愛いなあ』と愛でるのはその後になります。あんまり可愛がると譲渡できなくなるので、どこかで気持ちにフタをしています」

ーー海の近くにお住まいということですが、港町は猫を捨てに来る人が多いと聞いたことがあります。

「多いと思います。ここは港町なのですが、外猫ちゃんが多いです。野良猫や飼い猫が子猫を産んで、その子猫を街から捨てにくる人が結構いるんです。今うちにいる猫も、1匹だけで道路の真ん中で寝ていました」

ーーこの子猫は生後何カ月なのですか。

「生後1カ月ほどだと言われました」

ーー逃げなかったということは人懐っこかったのでしょうか。

「人に飼われてたのかなあというくらい、すぐに家猫モードになりました」

ーー里親さんに渡すまではお家にいたのですか。

「はい。家は秋田犬を飼っているのですが、なぜか猫が大好きな犬で、子猫を無茶苦茶可愛がってました。この秋田犬も、一人でぽつんと四国の山の中をさまよっていたのですが、ドライブしている時に偶然遭遇して、連れて帰ったのです」

子猫ちゃんは、タノビケルト@ぼちぼち描いてる物語更新中さんのご親戚が里親になり、とても幸せに暮らしているそうです。

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