犬は、飼い主が自分の話をしているとしっかり聞いているし、楽しい話なら嬉しい顔をする。そんな漫画「犬、自分の話だいすき」(作:松本ひで吉(@hidekiccan)さん)を受けて投稿された2組の写真が「わかりやすい」と注目を集めました。
写真を投稿したのは、雑種犬のハルちゃんの飼い主「おしけん(@oshikenhalnatsu)」さんです。先に投稿した「犬、自分の話だいすき」のハルちゃんは、4枚ともニッコニコ。対して「自分の話をされてないとき」の写真には、つまらなそうだったり、いじけるように見上げたりするハルちゃんが写っています。
やっぱり犬は、飼い主が自分の話をしているとわかって嬉しいのだと証明するような写真に「連作、とても面白かったです。ありがとうございます」というコメントが寄せられました。
ハルちゃんは、2006年におしけんさんが里親募集サイトでみつけて迎えた元保護犬です。茨城の竹藪で生まれたハルちゃんは、お母さんとほかの子どもたちと一緒に保護されました。実は、ハルちゃんは2019年に13歳ですでに亡くなっています。
おしけんさんにとってハルちゃんは「歳の離れたかわいい妹のような存在でした。まさに寝食を共にしておりました」というかけがえのない存在。そんなハルちゃんとの思い出を、おしけんさんは時折ツイートしています。今回も、犬くんの漫画を見て、いつもニコニコしていたハルちゃんを思い出して写真を投稿しました。おしけんさんにお話を聞きました。
──ハルちゃんも「自分の話だいすき」だったのですね。本当にニコニコしています。
ハルは喜怒哀楽がすぐ顔に出るワンコで、自分に関心が向いてないと悲しい顔になり、ハルの話をしたりして関心が向いているのがわかるとニコニコしていました。
──自分の名前がわかっていたのでしょうか。
ハルはよく言葉を知っているワンコで、ハルにとって嬉しい言葉(散歩、肉、チーズといった好物、好きな人やワンコの名前)を聴くと嬉しそうに、嬉しくない言葉(風呂、留守番、病院、爪切り、嫌いなワンコの名前)を聴くと嫌そうな顔をして逃げていったりしていました。
──「NGワードはそろそろtake a bath?とか英語で言ったり大変でしたw」ともツイートされていましたね(笑)。ハルちゃんのどんなところが可愛いと思いましたか?
ピンと立った大きな耳、優しい目、パールホワイトの毛色といった特徴、いつもわたしたち家族を頼りにしていて、暑かったり寒かったりしてもお願いすればなんとかしてもらえると理解していたところです。夜寝る時は夏場は足元に、冬場は布団に入って来るのも可愛かったですね。
◇ ◇
現在おしけんさんは、ハルちゃんが10歳のときに迎えた保護猫のナツちゃんと暮らしています。「またいつかワンコ飼いたいなぁ」とつぶやくおしけんさんに素敵なご縁があるといいですね。