「蚊取り線香を三つ交差させたら天球儀っぽくなった」錬金術みたい!…この着想がパズルに進化?

山本 明 山本 明

 「蚊取り線香を三つ交差させたら天球儀っぽくなった」という文言とともに、「神谷聖」(@kamiya_hijiri)さんがTwitterに投稿した写真が、多くの人の目を引きつけました。三つの蚊取り線香を互いに垂直になるよう重ねたものです。

 身近なものも想像力を持って組み合わせることで、新しい、まったく思いもかけない形が現れてくるのだな、と驚かされます。この一種のオブジェともいうべき「天球儀っぽいもの」を作った経緯を神谷さんにお聞きしました。

 ツイートには、その鮮やかな手わざに「蚊取り線香の意外な芸術!」「よく折れずに出来ましたね」「回転しながらこの輪がすり抜けてくメタリックなの想像しました!」などの感嘆の声が寄せられました。

 写真を投稿した神谷さんは不思議なものが好きで、日ごろから様々なパズルを解いたり、自身でもボトルシップのようにビン詰めにした、パズルの一種のような作品を制作したりしているそう。さらに話題になった投稿に続けて「ここから何かできそうな予感がする」ともコメントしていますが…?

1時間くらいで完成

――どういう経緯でこの形に?

 蚊取り線香のビン詰めの作品を複雑にしようと思い、蚊取り線香で遊んでいたらたまたまできました。動機は平面である蚊取り線香を立体的に組んだら面白そうだと思ったからです。完成形を眺めていたら「天球儀っぽいな」と思ったので「天球儀っぽくなった」とツイートしました。

――時間はどのくらいかかりましたか?

 所要時間は1時間くらいです。

――反響への感想は。

 メモ程度のツイートだったので、こんなに反響があるのかと驚きました。発想や器用さを褒めてくださるコメントが多く、とても嬉しいです。皆さま本当にありがとうございます。

――こちらは「ビンにでも入れておきます」ともコメントされていましたが、最終的にはどうなりましたか?

 分解しました。組んでいる際に一ヶ所が折れてしまったので、綺麗に作り直す予定です。

「パズルにできたらいいな」

 さらに、神谷さんは蚊取り線香の形にカットしたプラスティックの板の写真もツイート。こちらについてお聞きすると「パズルにできたらいいなと思い、プラ板で試作してみました。動きが面白いパズルを目指します」とのことですので、ここから新たな作品が生まれてくるのかもしれませんね。

 また、蚊取り線香は火を使うものです、本来の目的で使用する際はくれぐれもみなさん使用上の注意を守り、安全に使用してくださいね。

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