約100種の新品の浴衣の中から好きな柄を選び、プロに着付けをしてもらったあとはホテルでアフタヌーンティー。浴衣はそのままお持ち帰りくださいーー横浜にある着物レンタル店が企画した「もらえる浴衣」イベントが大きな話題になっています。
浴衣と帯、下駄の3点セットと着付け、ホテルのアフタヌーンティー料金込みで15800円〜。ネット上では「浴衣でアフタヌーンティーとか夢のよう」「楽しそう」「行きたい」「めっちゃ気になる」「破格すぎる」「浴衣で帰れるの最高」などの声が上がり、浴衣を準備する店舗ではイベント期間中、通常業務は休業し臨戦態勢を整えます。担当者に話を聞きました。
1回目は「ヌン活」ブームで大ヒット
着物レンタル店「横濱ハイカラきもの館」（神奈川県横浜市中区）が企画した「浴衣でアフタヌーンティー2022」。同店では10年以上前から、地元のレストランやクルーズ船などとコラボし、もらえる浴衣を着たお出かけイベントを続けています。
「運営会社がもともと日本文化専門のイベント企画をやっていることもあり、夏に売り上げが落ち込む飲食店と和装の振興をかけ合わせたらよいのではないかと思って続けてきました。コロナ禍以降、浴衣は花火大会の減少などの影響で売り上げが伸び悩んでおり、従来とは違う浴衣のお出かけ先の提案として新しい楽しみ方を提案しています」
昨年7月に初めて、横浜の有名ホテル4社とアフタヌーンティーをテーマにしたイベントを開催したところ、アフタヌーンティーブーム「ヌン活」も相まって大ヒット。今年も7月1日から、2年連続の開催が決まりました。
「昨年は約1500人の方にご参加いただきました。ホテルも営業自粛などで非常に厳しい状況だったため、売り上げに貢献でき、感謝されました」
「こんなにあるんだ！」参加者、浴衣の豊富な柄に驚き
約100種ある浴衣は全て新品。柄も幅広く用意しているといい「女性用は渋いものから華やかなものまで120着ほどあります。前回参加された方はお店に並ぶ浴衣を見て『こんなにあるんだ！』と驚かれました。10代から70代以上の方まで、3世代で利用されるご家族もいらっしゃいます」。男性用は約10種の中から選べるのでカップルでの参加も可能です。
今年のアフタヌーンティーは前回より1カ所増えた全5会場。ホテルニューグランド 本館1階ラウンジ「ラ・テラス」、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル 2階ラウンジ＆バー「マリンブルー」、横浜ベイホテル東急 2Fラウンジ「ソマーハウス」、横浜ロイヤルパークホテル 1階デリカ＆ラウンジ「コフレ」、ローズホテル横浜 1階「ブラスリー ミリー ラ・フォーレ」の中から好きな会場が選べます。
もらえる浴衣イベントは今後、土日限定のディナークルーズや平日夜限定のガーデンバーベキューの開催も決まっています。
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「浴衣でアフタヌーンティー2022」は7月1日から9月30日の火、水、木、金曜限定。祝日を除く。料金15800円～（税・サービス料込、アフタヌーンティー、浴衣・帯・下駄・着付け代）。ホテルにより追加料金がかかる（500～1500円）。3日前までの事前予約制。着付け午前11時、アフタヌーンティー午後1時～（ホテルにより異なる）。浴衣着付け会場は横濱ハイカラきもの館山下町店浴衣特設会場（横浜市中区山下町1番地シルクセンターM1階）。着付けに必要な当日の持物として、女性は浴衣スリップ、腰紐3本、男性はステテコ、腰紐1本、男女とも共通でフェイスタオル2本、洋服や靴を持ち帰る袋が必要。詳細は、横濱ハイカラきもの館ホームページへ。
