国による絵文字の持つ意味合いの違いがSNS上で大きな注目を集めている。
「同僚のオーストラリア人がよくヤギの絵文字🐐を送ってくるから『ヤギ好きなのかな、変わった人だな』と思ってたんだけど、英語圏では『Greatest of All Time(史上最高)』の頭文字をとってGoat(ヤギ)の絵文字が使われるんだって!調べてみたら他にも意外な意味で使われる絵文字がたくさんあって面白い!」
と紹介したのはオーストラリア在住で英語学習アカウント「こあらの学校」校長のこあたんさん(@KoalaEnglish180)。
日本人の間でヤギの絵文字を使うことは稀だが、オーストラリアでは「史上最高」という意味で使われるということ。他にもアボカドの絵文字は「みんなと同じことばかりする人」、レモンの絵文字は「役に立たないもの、欠陥品」という意味があるらしい。
なんとも興味深い絵文字の使われ方の違いに、SNSユーザー達からは
「鯉のぼりの絵文字が、海外では意味わからん何ぞ!とかあるみたいですし、変わった意味で使うとか面白いですね😙」
「lemonade=不良品ってスラングからですね🍋」
「ピーナッツは、get nuts で狂ってるっていう意味があるからわかるけど、他もそういう意味があるんやろうか?」
など数々の驚きの声が寄せられている。
こあたんさんにお話をうかがってみた。
ーーヤギの絵文字の意味がわかった際のご感想をお聞かせください。
こあたん:最初は同僚のジョークかと思っていましたが、調べてみると本当に史上最高という意味で使われることが分かり、大変驚きました。
ーーこれまで送られてきた絵文字の意味がわからず戸惑ったことや、意外に感じたエピソードはありますか。
こあたん:普段から絵文字を使う人が周りにあまりいないので、エピソードはないのですが、ヤギの絵文字の件が発覚した際に調べてみたところ、他にも意外な意味で使われる絵文字がたくさんあって面白いと思いました。
ーー多くのコメントや反響がありましたね。
こあたん:「使ってみたい!」という方がたくさんいらっしゃったので、日本中がヤギだらけになることを楽しみにしています。
◇ ◇
なお、ナスビの絵文字は「男性器」という意味があるので、英語圏の人とやり取りする際はくれぐれもご注意いただきたい。
今回の話題を提供してくれたこあたんさんは1月20日に新刊「これを英語で言えるかな? こあら式 意外と知らない英単語図鑑」(マガジンハウス)を出版。身近なものなのに意外と言えない2000以上の単語をイラストで楽しく学べる本なのでご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
【こあたんさん関連情報】
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/KoalaEnglish180
▽「これを英語で言えるかな? こあら式 意外と知らない英単語図鑑