バスタオル「1回使ったら洗う」、ジーンズは「6回以上穿いたら洗う」が最多 洗濯の頻度調査

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大切な衣類を少しでも長く着るためにも、洗濯から次に着るまでの日々の「衣類ケア」で気を付けるべきポイントについて、家事アドバイザーの矢野きくのさんは以下のように解説しています。

(1)脱いでから洗濯するまで

▽洗濯物を貯めない

早く乾かすことは、ニオイを抑制するうえで非常に重要です。洗濯物の量が少ない方が乾かしやすいため、梅雨時期は特にため込まないように、洗濯頻度を増やしましょう。

▽洗濯機を洗濯カゴ代わりにしない

脱いですぐに洗濯することが難しい場合は、洗濯機を洗濯カゴ代わりにせず、雨や汗で濡れている服は乾かしておきましょう。洗濯槽の上に突っ張り棒を設置し、ハンガーで干すなど、洗濯機周りのスペースを活用し、乾燥させることができる場を作っておくようにします。

▽汗をかいていなくても洗濯は重要
出かける頻度が減っている中で、汗はかいていないからと数日間同じルームウェアを着ている方も多いのではないでしょうか。目で見えなくても、皮脂汚れは付着し、時間が経つと落ちづらくなります。汗をかいてなくても、こまめに洗濯することが大切です。

(2)洗濯する

▽洗剤・柔軟剤は規定量を守る

洗剤・柔軟剤は少なすぎても、多すぎても良くないです。規定量を守って入れましょう。

▽お風呂の残り湯はできれば避ける
お風呂の残り湯を使用する方もいますが、タオルや衣類にニオイが付きやすいと感じているご家庭では避けた方が良いです。残り湯を使う場合も、最後のすすぎには新しい水を使用しましょう。

(3)乾かす

▽脱水をかけたらすぐに干す
脱水後は、すぐに干すことが大切です。万が一取り出し忘れたら、洗濯物の臭いを確認して、少しでも嫌な臭いがしたら洗濯をし直すことが重要です。

▽早く乾くようにする

乾かす時は、風の当たりが大切です。調査からもわかったように、梅雨時期は部屋干しをされる方が多いです。部屋干しのメリットとしては、花粉やPM2.5などがつかない、紫外線によって生地が傷むのを防げる、天候に左右されないといった点が挙げられます。
ただし、部屋干しの環境はご家庭によって異なり、除湿機や扇風機などもなく、カーテンレールに干しているという家庭も少なくありません。カーテンレールに干すと、カーテンが湿ってカビやすくなり洗濯物にも移る要因となります。カーテンレールで干す場合は、カーテンを開けた状態にしましょう。また、肩部分に厚みがあり穴が開いているハンガーや、フード部分を引っ掛けることができるハンガーなど、アイテムごとにハンガーを使い分けると良いです。

(4)ケアする~保管する

▽クローゼットの湿度管理、適切な保管方法を心掛ける
コロナ禍で着る機会が少なくなり、クローゼットの中に入れっぱなしの服も多くあるかと思います。できる限り衣類はまんべんなく着まわしてクローゼットから取り出すことも、長持ちの秘訣となります。
保管するときは、色付きハンガーを用いて、「着た服」「着ていない服」を区別すると便利です。また、まんべんなく着られない服もあるため、クローゼットの湿度管理や衣類の保管方法が重要です。

<クローゼットの湿度管理方法>
・扉を開けて扇風機で中の湿気を追い出す
・扉を開けてエアコンの除湿を運転する
・除湿機をかける
・外出時や就寝時は扉を開けておく

<衣類の保管方法>
・衣類同士を密着させずに、風が通りやすいよう、間隔を開けて掛けておく
・毎日洗わない衣類(セーター、ジーンズ)や洗いにくい衣類、高価な服は、特に他の服と間隔を開けておく
・2段掛けができるハンガーなど、クローゼットの縦の空間を効率的に利用する
・毎回洗濯しないものや、保管時にニオイがついたものは、衣類スチーマーをかけるか、消臭剤を使用してニオイケアする。衣類スチーマーはシワ伸ばしもできるため、型崩れを防ぐ効果も

(5)その他

▽洗濯槽の掃除をまめにする
湿気や皮脂、すすぎで残った洗濯槽の汚れもニオイの原因となります。洗濯槽の掃除は、毎月の日付を決めて、月1回行いましょう。洗濯槽クリーナーを1回分のものではなく、複数回分のものを買い、箱やパッケージにクリーナーを使った日を書き込んでおくと忘れ防止になります。

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