「本物にしか見えない!」おいしそうな洋菓子が実は木製!?菓子メーカーが「これはすごい…!」と反応

門倉 早希 門倉 早希

ツイッターに掲載されたお菓子の写真が話題です。一見何の変哲もないラングドシャに見えますが、実はこれ、木でできています。製作・掲載したのはキボリノコンノさん(@kibori_no_konno)。

コンノさんが作ったのは、洋菓子店・ヨックモックのロール状ラングドシャクッキー・シガールを模した作品。あまりの再現度にヨックモックの公式ツイッターも「これはすごい…!そしてパッケージまで!」と驚きを隠せない様子。

ほかのユーザーも「拡大してよーく見たけど、本物にしか見えないです」「意味がわからない… 木…?」と信じられない様子でした。確かにクッキーの焼き目や向こう側が透けた包装の袋など本物にしか見えません。どうやって作ったのでしょうか。コンノさんにお話を伺いました。

トリックアートの技法を使いながら

ーー本物にしか見えませんでした。コンノさんはプロの彫刻家ですか。

「プロではありません。昨年9月にコロナ禍でもできる趣味を探して木彫りを始めました。仕事をするかたわら帰宅後や休日を使って作品を作っています」

ーー今回の作品はどうやって作ったのでしょうか。

「本物のシガールと袋を見ながら、シナノキという木材を使って、彫刻刀やミニルーターを使用して形を作ります。着色はアクリル絵の具とパステルを使うのですが、袋の透明感を出すために、まずは本物を写真で撮り、その写真と同じ見え方になるようにトリックアートの技法を使いながら着色をしていきました」

ーー製作時間はどれくらいかかりましたか?

「シガールと袋をあわせて9時間です」

ーー1か月くらいかかるのかと思いました。ツイートには2.2万いいねがつきました。

「たくさんの反応をいただけてとてもうれしいです。これからもたくさんの人に驚いていただけるような作品を作っていきたいです」

◇ ◇

コンノさんはシガール以外にも食べ物をモチーフにした作品を多数制作しています。「誰もが見たことのあるものが木でできていたら面白いなぁという思いと、間違えて食べてしまいそうと思ってもらえたらといういたずら心で食べ物をモチーフにしています」とコンノさんが話す通り、木には見えない作品ばかり。

作品はコンノさんのツイッターに掲載されていますので、気になった方は覗いてみてはいかがでしょうか。

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