電気料金の節約額、「月1000円未満」が約6割 自由化から6年も電力会社を乗り換えた人は約2割どまり 

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電力自由化から6年が経ちましたが、今でも電力会社を変えた方がお得なのかどうかを迷っている人も多いのではないでしょうか。全国の男女500人(女性334人/男性166人)に聞いたところ、電力会社を変更した人は約2割に留まりました。また、電力会社を変えて実際に節約できた金額は、約6割の人が「月額1000円未満」だったそうです。

保険マンモス株式会社が2022年4月に実施した調査で、おもに二人世帯(29%)、三人世帯(24%)、四人世帯(21%)、一人(単身)世帯(20%)、五人世帯(4%)、六人以上世帯(2%)の人が回答しています。

まず、世帯の人数別に毎月の電気料金がどのくらいかを聞いたところ、全体では「4000円~6000円未満」「6000円~8000円未満」(いずれも19%)、「1万円~1万2000円未満」(17%)、「8000円~1万円未満」(16%)と続きました。

また、世帯別で見ると、一人(単身)世帯でもっとも多かったのは、「4000円未満」「4000円~6000円未満」(いずれも40%)、二人世帯では、「6000円~8000円未満」(28%)、三人世帯では、「1万円~1万2000円未満」(24%)、四人世帯では、「1万円~1万2000円未満」(27%)、五人世帯では、「1万円~1万2000円未満」(32%)、六人以上の世帯では、「1万6000円以上」(58%)となり、人数が増えるほど金額も高くなる傾向にあるといいます。

続いて、「電力の自由化についての考え方」を聞いたところ、「興味はあるが、結局何もしていない」(46%)、「何もする気はない」(26%)、「電力会社を変更した」(22%)という結果になりました。また、「電力会社を選ぶときに重視するポイント」については、「電気料金の安さ」(317人)、「電力供給の安定性」(288人)、「緊急時・災害時のサポート」(196人)といった回答が続きました。

実際に電力会社を乗り換えた人に、「どの電力会社に乗り換えましたか」と聞いたところ、「ソフトバンクでんき」(15人)、「楽天でんき」(13人)、「ENEOSでんき」「東京ガス」(いずれも12人)と続きました。

次に、「電力会社を変えて節約できた月額金額」を聞いたところ、「1000円未満」(59%)、「2000~3000円未満」(28%)という結果になりました。また、乗り換えたあとの満足度については、「満足」(79%)、「不満がある」(21%)となり、満足している理由としては、「月々、年間の料金が安くなった」「携帯会社とまとめたので通信費も安くなった」「ポイントが貯まるようになった」などの声が寄せられました。一方で不満がある理由では、「最初はキャンペーンで安く感じたが、最近はそれほど安くないから」「月額シュミレーションより結局高い料金を払うことになった」「電力供給が不安定で、電気代が2倍以上になる可能性があると連絡があった時期があった」などが挙げられたそうです。

電力会社を乗り換えについて、「興味はあるが、結局何もしていない」「何もする気はない」と回答した人に、乗り換えをしない理由を聞いたところ、「手続きが面倒くさい・時間がない」(193人)、「電力会社を換えるメリットを感じない」(96人)、「新電力会社は長期で利用できるのか将来に不安がある」(74人)、「新電力会社では緊急時・災害時のサポートに不安がある」(70人)といった回答が続きました。

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