「コーヒーのロールケーキ作りました♪」という文言とともに「まつ」(@MatsuNostalgia)さんがtwitterに投稿した美味しそうなロールケーキの写真。が、俄然注目されたのは、ケーキよりも、その前面にある「花粉許さない」というクッキーで作ったメッセージの文字。ケーキとクッキー、果たしてどちらが真の主役なのでしょうか。まつさんに聞きました。
ツイートを見た人からは「花粉に対する怒りがすごい伝わりますね…」「同じ気持ちです この時期辛いですよね…」との共感や、「とっても美味しそうなロールケーキ!ですが、クオリティの高いクッキーの文字を読んで爆笑 花粉症の方にとっては冗談じゃありませんよね。すみません」との気遣い、「センスがすごい すきです」「達筆なクッキーだわ笑」との称賛など、様々な声が届いています。
「花粉症は4歳からなので、もう14年間花粉と戦ってます。鼻づまり、目の痒み、くしゃみに毎年やられてます」と語るまつさん。「ロールケーキはクッキーを立てかけるために作りました!」とのことですが、どんな思いで作ったのでしょうか。
文字クッキー作るのに、2時間かかった
――製菓歴は長いのでしょうか。
製菓歴は4年のまだまだひよっこです!
――製作の経緯を教えてください。
リプでは、ロールケーキは立てかけるために作って本命はクッキーです的なこと言ってますけど、本当のところ逆です。コーヒーのロールケーキの前に(投稿したツイートで)「やっぱロールケーキ置くのは魚の皿!」って言って明らかにクリームが少ないロールケーキの写真がありますが、あのロールケーキ生地は上手くできたのでそれの再チャレンジ、コーヒー味のロールケーキにしてしまおう、と思ったのが発端です。
――そうだったのですね。
文字クッキーは花粉への怒りと、ロールケーキに立てかけたら面白そう、という気持ちで作ってました。結局文字クッキー全て作るのに2時間の長丁場となりましたが。
――特にこだわった点は?
やっぱり文字クッキーのそれも「覚」の字ですね。「覚」の「見」と上の冠をつなぐ部分がありますが、そこの部分が脆弱すぎて何回もくっつけるのに苦労しました。
――たくさんの反響がありました。
初のプチバズということで単純に嬉しかったのと、このツイートに「いいね」を押したということは、みんなも花粉に苦しめられてるんだな、と思いました。嬉しかったコメントは笑いました系のコメントですね〜。自分が作ったもので人を笑わせられるのはやっぱりいいものでした。
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投稿には「(文字を)粉々にしてたべるんですかね」というリプライもありましたが、実際には「まずは「花」の草冠から食べました。粉々にはしませんでしたが」という、まつさん。さらに味については「クッキーはシナモン味にしたので、コーヒーのロールケーキとも相性がよく、クリームは甘さ控えめで、生地(の味わい)が主となったロールケーキに仕上がっていて美味しかったです。3日に分けて食べましたが、これが『4000いいねのケーキ!!』って付加価値をつけて食べましたね」(まつさん)と話していました。