猫のもふもふした液体のような体や身のこなし、ちょっぴり不思議な行動など、普段は何気なく見ていることがリアルに描かれる創作ネコ漫画「夜は猫といっしょ」の3巻が4月28日に発売されます。「毎回毎回、わが家のねこのことを描いてるのかと思うくらいあるある…」と多くの共感を集める人気漫画の作者「キュルZ (@kyuryuZ)」さんにお話を聞きました。
マンチカンの「キュルガちゃん」、主人公の社会人「フータくん」、フータくんの妹で同居人の学生「ピーちゃん」が登場する漫画は、毎週金曜日にツイッターに発表されます。漫画が投稿されるキュルZさんのツイッターのフォロワー数は71.6万人! ツイートはあっという間に10万を超える“いいね”がつくほど、多くの人が新作漫画を楽しみにしています。
漫画はキュルZさんや家族の実体験をもとに描かれます。キュルガちゃんは、行動や性格がほとんど同じだというキュルZさんが飼っている愛猫さんがモデルです。現在、モデルの猫さんは8〜9歳。「キュルガ」という名前は、キュルガちゃんのおでこの模様が二次元コード認識されたことから名付けられました。これは、モデルの猫さんで実際にあったことだとか。写真を見せてもらうと…確かにおでこに二次元コードみたいな模様があります。
キュルZさんにお話を聞きました。
──モデルの猫さんそのままではなく、創作漫画にされたのはなぜですか?
描きたいと思った出来事とか仕草とか不思議な行動を、組み立てたり、組み合わせたりして描きたかったんです。あとキャラクターを自由に動かしたかったからです。
──リアルなのに不思議な感じがする理由に、キュルガちゃんの二重丸「◎」のような目の描写があるように感じます。この目は最初にすぐに決まったのでしょうか?
鳥や猫の目を◎で描くことが多くて、キュルガもこの目の形になりました。フータくんもピーちゃんも同じ目なのは、猫も人間も何を考えてるかわからない感じにしたかったからです。
──そうなのですね。ところで、フータくんにはとても甘えるのに、ピーちゃんには塩対応のキュルガちゃんを描いた漫画もファンが多くいます。ご家族の中にピーちゃんみたいな存在の人がいるのですか?
います。
──(笑)これからは、ピーちゃんをもっと応援しちゃいそうです。キュルZさんは、いつ頃から漫画家を目指されたのですか?
絵を描くのは子どもの頃から好きでした。小学6年生ごろには漫画を描いていたと思います。その頃には、もう漫画家を目指していました。そのあとに、アニメーターを目指すようになりました。
──小学生の頃からの夢を実現されたのですね。毎週新作を発表されていますが、ネタはいくらでもあるのでしょうか?
ネタは湧いてくる時と湧いてこない時があります。
──それでも描き続けられて3巻が発売されます。発売を発表したツイートがすぐに2.1万以上の“いいね”がついて、「待っていました!」というコメントがたくさん寄せられました。
いつも漫画を読んでいただき本当にありがとうございます。コメントもいつもとてもありがたく楽しく読ませていただいています。3巻の書き下ろしも頑張ったので楽しんでいただけたら幸いです!
──書き下ろしは、キュルガちゃんとお客さんのお話があるとか。お客さんというのは、どんな人?
お客さんは、ピーちゃんのお友達の女性です。ブログとTwitterの連載では、登場人物以外は初登場です。
漫画「夜は猫といっしょ」3巻は、現在予約を受け付けています。初登場のピーちゃんのお友達が、キュルガちゃんとどんな絡みをするのかも気になるところ。書き下ろしの漫画は40ページ以上収録されているそうです。
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