鉄道を使った「休日の都心部へのお出かけ」大幅に減少 東京圏・大阪圏で調査

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この週末、みなさんはどちらにお出かけされましたか? コロナ禍で鉄道を利用する人が減少していますが、鉄道で都心部に通勤している男女約1000人に聞いたところ、休日に鉄道で都心部に出かける機会が大幅に減っていることが分かりました。

CCCマーケティング総合研究所が、2022年2月に行った「鉄道・交通に関する調査」です。東京都および大阪府の都心部まで鉄道で60分圏内に居住し、都心部に鉄道で通勤する24~59歳の男女を対象に調査が行われ、このほど調査結果が公表されました。

休日の外出10回のうち、鉄道で「都心部(ターミナル駅)」に行く回数を尋ねたところ、東京圏30分以内の居住者では、新型コロナ流行の前後で2.6回から1.8回に、また東京圏60分以内の居住者では、新型コロナ流行の前後で1.9回から1.1回になっていることが分かりました。一方で「近場の街」に行く回数を聞くと、東京圏30分以内・東京圏60分以内の居住者ともに1.3回から1.0回になる程度だったといい、調査した同社は「近場の街よりも都心部に行く方が、距離では30分以内より60分以内の『都心部より遠い方』が、落ち込みが大きくなっていることが分かります」と述べています。

また、定期券購入別に見てみると、「近場の街」へ行く回数は購入層、不定期・非購入層であまり差が見られない一方で、「都心部」へ行く回数は、不定期・非購入層のほうが落ち込みが大きくなっていたといいます。

あわせて曜日や時間帯で運賃が変わる「ダイナミックプライシング」(変動料金制)の鉄道への導入についても聞いたところ、東京圏居住者・大阪圏居住者もともに6割程度が賛成していました。一方で、反対も4割程度みられたといいます。

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