日本三大祭り・ヤマザキ春のパンまつり みんな大好き白いお皿の製造元、アルク・フランス社とは?

竹内 章 竹内 章

東映まんがまつり、ジャパネットたかた利益還元祭と並んで、ネット上で「日本三大祭り」(諸説あり)に数えられ、列島に春の訪れを告げる「ヤマザキ春のパンまつり」。景品の白いお皿は、1981年の初回以降2021年の前回まで、累計交換枚数は5億枚を数え、歴代の皿を集めるコレクターもいるとされます。国民を魅了してやまないお皿の製造元はアルク・フランス社。どんな企業なのか、山崎製パン(東京都千代田区)に聞きました。

今年の景品は、少し深めのボウル型で使い勝手のよいサイズ感(直径約14.9センチ、高さ約4.7センチ)の「白いスマイルボウル」。シンプルなデザインで、特にスープやサラダの盛り付けに最適で、取り皿としても食卓の幅広いシーンで活用できるとしています。材質は全面物理強化ガラスで一般のガラスに比べ丈夫にできています。対象商品の点数シール28点分を集めると、ヤマザキ商品取扱店で白いお皿1点と交換できます。

ーアルク・フランス社とは

「フランスに本社がある世界最大のガラス製テーブルウェアメーカーです。創業は1825年。5カ国に生産工場を持ち、世界160カ国に食器類を出荷しています」

 ー1981年のまつり第1回から

「毎年、白いお皿の新しいデザインを選定しており、代理店を通じてお皿のデザインを提案いただいています」

ー今年の「白いスマイルボウル」も

「今回については、昨年の「春のパンまつり」キャンペーンがまだ行なわれている3月ごろから流行やトレンドなどを基にデザインの検討に入り、8月ごろには10種類程度に絞り込みました。さらに消費者モニターからのご意見を参考に、サイズや使い勝手について検討を重ね、11月に決定しました」

 ー取り引きは40年以上になります

「直近では、2019年に当社社員がフランスの製造工場を訪ね、アルク・フランス社のデザイナーと直接やりとりをさせていただきました。フランスと日本では食器の利用の仕方が異なるので、食文化を共有し、お皿の形やデザインがより洗練されたものになるように、お互いのお皿への想いや考えを交換しました」

ーフランスではパンまつりはどう受け止められていますか

「アルク・フランス社の社内報で、景品の白いお皿を製造していることや工場の視察の様子について取り上げられたこともあります」

春のパンまつりのキャンペーンサイトには、「春のパンまつりヒストリー」のコーナーがあり、歴代の白いお皿を紹介しています。オーバル型、スクエアプレート、小鉢タイプなど今年の分も合わせると、計42種類に上ります。

キャンペーンサイトはこちら→https://www.yamazakipan.co.jp/campaign/spring/index.html

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