皆さんは髪を切った時、周りからどんな声を掛けられますか?
「さっぱりしたね」「似合ってるね」「可愛くなったね」「かっこよくなったね」など…
どれも嬉しい言葉ですよね。
それでは、「小綺麗になったね」と言われたら、どんな印象を受けるでしょうか?
今、SNS上ではとある夫婦のこんなエピソードが話題になっています。
「夫と付き合ってた時、散髪してきた姿を見て『お、小綺麗になったね!』って言ったら『それはね、褒め言葉じゃないから気をつけな』って注意された。このように日常にやらかしワードは潜んでいるので、最近周りが冷たいな、距離を感じるな、というときは相手ではなく自分の言動を今一度振り返ってみて。」
このエピソードを投稿をしたのは、Twitterユーザーの超∞ウツボの∞ぴのさん(@pinobotty3)。
意図せず相手を不快にさせてしまったというこのエピソードに、Twitter上では
「若い時に言われて『ん?』って思ったのが『写真写りいいよねー!』それ褒め言葉じゃなくない?って思ったわ。やらかしワード、ホント結構潜んでるよね!」
「自分の言動を振り返るのはとても大事なことですよね。ともすると自分のせいじゃなく他人のせいにしがちですけど、案外自分にも問題がある時って存在しますしね。でもなかなか自分を客観的にみられないので、いつでも自分を俯瞰する意識が大事ですね。」
など多くの声が寄せられました。
しかし中には、「小綺麗」は褒め言葉として適切であるという意見も。
デジタル大辞典(小学館)によると、小綺麗とは「ほどよく整っていて清潔であるさま」
意味としては褒め言葉として使っても良い言葉ですが、「まあまあ綺麗」という受け取り方をする人も多くいるようです。
また、文法の問題を指摘する人も多く
「『小綺麗にしている』の文章だと褒め言葉かもしれませんが
『小綺麗になった』の場合、その前は清潔感がなかったということなので、あまり気持ちの良い評価の仕方ではない気がします!」
との声や、
「小綺麗って言葉自体はプラスの言葉なんだけど前よりましになったね!って捉え方を人によってはしちゃうかもねって気をつけなきゃいけないんだよね。
あと人間どうしても『きれいになったね!』って言うとその前はきれいじゃなかったってこと?って感じちゃうらしいから難しいところではある。」
といった意見もあり、ちょっとしたニュアンスの違いで誤解を生んでしまうことがあるようです。
投稿者の超∞ウツボの∞ぴのさんに話を伺いました。
ーー「小綺麗」はどういう意味合いで使われていましたか?また、ご主人から「誉め言葉じゃない」という指摘を受けて、どう思われましたか?
超∞ウツボの∞ぴの:今思えば、かっこよくなったねって言えば何も問題なかったのですが、なんか恥ずかしくて言えませんでした。褒めてるつもりでした。えっ!!!となったあと、おぉ、たしかに。となりました
ーー多くの反響がありますが、印象に残った意見やご感想を教えてください。
超∞ウツボの∞ぴの:今回何の気無しに呟いたことがここまで反響があるとはTwitterって面白いなー!って思いました。褒め言葉に当たるというのも勉強になりました。
◇ ◇
ご主人にも当時の心境を伺いましたが、17年前の出来事で、よく覚えていないとのこと。
皆さんも、何気なく使った言葉が相手に違和感を持たせているかも?どんな言葉でも、「どんな意味で使っているのか?」お互いに確認した上でコミュニケーションを取ることが大切ですね。