ポップなタッチで楽しいイラストやミニアニメを毎日発信するイラストレーターのうのき / 工場長(@UNOKINOKI)さん。定期的に、程よい毒を込めた、くすっとさせてくれる時事ネタも放り込んでくれますが、今回やり玉に挙げたのは、SNSあるあるです。うのきさんに聞きました。
漫画「ブロック」は、冒頭からオフショルダーの女性がぐいぐい迫ってきます。金髪で目力がハンパない。「ブラック企業から脱出!」「どん底から副業で大成功」「スマホひとつで月300万円達成」とたたみかけ、「LINEで10万円プレゼント企画」「トモダチになるとすぐ送りまーす♡」の殺し文句とともに、「フォロー」と書かれた強烈アタックを打ち込んできます。が、表情を変えることなく1枚で跳ね返すうのきさん。小中高と続けていたというバレーボールの競技歴が、SNSのこの局面で生かされるとは…。
フォローリクエストを鮮やかに斬る対応に「うまい話は眉ツバ」「私も華麗にブロックする」「笑った どん底から復活系多いですよね」「twitterランドの縮図」と皆さん大笑いしています。アンチの存在を描いた漫画「twitter」も公開したうのきさんに聞きました。
ー漫画「ブロック」「twitter」は実体験に基づくのですか
「はい、全て体験したことです。「ブロック」はそのままの通り、あんな感じの人からフォローされることが続いたので漫画でお答えさせてもらったって感じです。「twitter」も基本アンチコメントは無視しているのですが、せっかく材料を提供してくれているのでネタにしないともったいないと思い漫画にしました」
ーなんというメンタルの強さ
「アンチの方に向け「俺はこう思ってるぜ!ガハハ?!」と反抗したというより、同じ経験をした方に「こういう人いるよね?」と話しかけるイメージで漫画を描きました。共感してもらえたらうれしいです」
ー「ブロック」に出てくるような美女の投稿、最近ですとウクライナのサポートを求めるツイートが拡散していて、見に行ったらリンク先が有料noteで引き返しました…
「その件は初めて知りました。そんなのがあるんですね。僕はむしろそれを漫画にするなり動画にするなりして紹介した方が良いと思うタイプなので、むしろその続きを体験してもらい、ぜひ話を聞かせてください!」
ーSNSを気持ちよく使うため、実践したり守っていることは
「僕はDMは見ません。何書いてるかわからないですから。ネットでもリアルの人付き合いでも一定の距離感は必要です。そこを無視する人とは付き合わないってことですかね。ブロックやミュート機能があるので、自分が嫌だなと思ったら即ミュートする。ミュートを癖付けとけば自分が嫌な気持ちになる空間は減ると思うので、気にせずミュート!ブロック!です」
うのきさんはweb、書籍、広告など多方面で活躍中です。Instagramにてシュール系ネコ漫画「まるとしっぽ」を毎日掲載中。webメディアFREAKにて4コマ漫画「アリかも!フリークさん」を連載しています。
ホームページはこちら→http://unokihouse.com
Twitterはこちら→https://twitter.com/UNOKINOKI
「アリかも!フリークさん」はこちら→https://freak.daytonajp.com/comic/