全国には47の都道府県があり、ドラマやニュースなどで様々な地域の特色が紹介されたりしますが、「ここには負けたくない」とライバル意識を持つ地域がある方も多いと思います。全国の4700人に聞いた調査によると、全国から最もライバル視されているのは「東京都」でした。特に神奈川県民・大阪府民の36%がライバル視していたといいます。
ソニー生命保険株式会社が、2021年10月から11月にかけて、全国の20歳～59歳の男女に対して聞いた「47都道府県別 生活意識調査」です。今年で7回目の調査といいます。
全回答者（4700名）に「自県のライバルだと思う都道府県」を聞いたところ、「東京都」（3.9%）が最も高くなり、「福岡県」（3.6%）、「大阪府」（3.2%）と続きました。
東京都をライバル視している都道府県をみると、ライバル視率が最も高くなったのは「神奈川県」「大阪府」（いずれも36.0％）。また、「京都府」（16.0％）、「北海道」（10.0％）が続きました。
ライバル視する理由としては「首都であり、充実しているものが非常に多いから」（神奈川県・50代男性）、「大都市だから」（大阪府・30代女性）など、自県と同様に大都市であることを主な理由とする回答がありました。
隣県同士だと意識してしまう？
隣り合う県同士でライバル視している割合が高いケースもみられました。
【埼玉県と千葉県】
埼玉県民の39.0%が「千葉県」をライバルと回答し、千葉県民の46.0%が「埼玉県」をライバルと回答しました。
・「有名なテーマパークがあるから」（埼玉県・30代女性）
・「よく比べられているから」（千葉県・50代女性）
【栃木県と茨城県】
栃木県民の43.0%が「茨城県」をライバルと回答し、茨城県民の57.0%が「栃木県」をライバルと回答しました。
・「よく比較されているし、訛りが似ているから」（栃木県・40代女性）
・「似ているところが多いから」（茨城県・20代女性）
【富山県と石川県】
富山県民の48.0%が「石川県」をライバルと回答し、石川県民の42.0%が「富山県」をライバルと回答しました。
・「富山よりも遊ぶところがあるから」（富山県・20代女性）
・「よく比較されているから」（石川県・40代男性）
【山梨県と静岡県】
山梨県民の47.0%が「静岡県」をライバルと回答し、静岡県民の37.0%が「山梨県」をライバルと回答しました。
・「富士山を共有しているから」（山梨県・30代男性）
・「富士山が県境にあるから」（静岡県・30代女性）
【鳥取県と島根県】
鳥取県民の74.0%が「島根県」をライバルと回答し、島根県民の82.0%が「鳥取県」をライバルと回答しました。
・「いつも間違われるから」（鳥取県・30代女性）
・「隣同士で、似たようなイメージだから」（島根県・50代男性）
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また、北海道民の35.0%が「沖縄県」をライバルと回答し、沖縄県民の50.0%が「北海道」をライバルと回答しました。理由としては「観光地としての人気が二分されていると思うから」（北海道・20代女性）、「北と南でよく比較されている気がするから」（沖縄県・20代男性）といったコメントがあり、人気の観光地であることや立地を理由にライバル意識を持っていることがうかがえたそうです。
