屋根雪、せり出しすぎ!なんで落ちないの?「ニュートンも腰抜かすわ」 青森の印刷会社が投稿

金井 かおる 金井 かおる

 青森県弘前市にある印刷会社「アサヒ印刷」の営業担当者「アサヒ印刷・営業企画スタッフ2」さん(@asahi_eigyo_2)がTwitterに投稿した1枚の写真「リーゼント屋根雪」が注目を集めています。

 12日午後6時すぎ、この日の業務を終えた「中の人」は帰宅しようと会社の敷地内にある駐車場に向かいました。工場に隣接する建物をふと見ると、屋根の上の雪が1メートルほど飛び出した状態で止まっていました。

 「なんじゃこりゃ!」。心底びっくりしたという中の人。同時に頭に浮かんだのが「これはTwitterのネタにしないと」。急いで写真に収め、会社の公式アカウントに投稿しました。「逆になんで落ちないんってくらい屋根雪出ててニュートンも腰抜かすわ」

 この投稿は瞬く間に拡散し、14日午前9時現在5.4万を超えるいいねがつきました。「リーゼント屋根雪の投稿伸びすぎ」と驚く中の人に電話で話を聞きました。

 ──青森ではよくある光景ですか。

 「自分も初めて見ました。去年や一昨年よりも雪が降っています。この時も屋根の上には50から70センチぐらい積もってました。一昨日ぐらいに雨が降り、一番下の雪の層がかたくなったためせり出したんだと思います」

 ──翌日は。

 「夜のうちに屋根から落ちて、屋根の下には厚い雪の壁ができていました」

 ──投稿がバズっています。

 「自分もここまで伸びるとは思っていなくて。これまで最高で300いいねぐらいでしたので。今も電話の着信音なのか、Twitterの通知音なのかわからないほどスマホが鳴り続けています。有名人が文春砲を受けるのはこんな感じなのかなと。ちょっと有名人になった気分です」

 「ニュートンも腰抜かすわ」「リーゼント屋根雪」など、抜群のセンスでTwitter上を沸かせた中の人ですが、雪国に暮らす人だけあって雪への警戒心は徹底しています。

 「このまま下に行くと危険です。下手したら死にます。この辺では常識です。屋根から雪が落ちてくることがあるので、小さいころから『つららは落とすなよ。危ないから落とすなよ』と年配者から言われて育っています」

     ◇

 14日の朝もまだ雪は降り続いているそうで「今朝も命がけで運転して出社しました」。雪の中、外回りの営業にも出掛けており、「雪で道もガタガタのところが多いのでスピードを落として慎重に運転しています」。

 気象庁では14日、東日本の日本海側や山沿いを中心に大雪になるところがあるとし、積雪や路面の凍結による交通障害や電線や樹木への着雪、なだれに警戒と注意を呼び掛けています。

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