「こんなところに路地あったっけ?」隠れ家感ハンパない飲食施設が話題に 企画したのは老舗

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大阪・南船場に突如、現れた路地。入り口には「船場裏路地」と書かれたポップなピンクのネオンサインが輝き、細く長い奥へと続く石畳の路地に誘ってくれる。

20mの路地を抜けた先では、飲食店が軒を連ねる施設に辿り着く。実はこちらの建物はこのエリアに残る希少な町家を再生したもので、南船場で創業し、170年の歴史を誇る昆布の老舗「小倉屋山本」が手掛けて、2021年12月にオープンした施設だ。

施設内には、4店舗が集結。1階フロアの3店舗はどの店も路地裏で店舗がひしめく雰囲気を出すため、あえて10坪未満の広さに。2軒目、3軒目と施設内ではしごできるのだ。

「だし処 船場山本」は「小倉屋山本」が手掛ける自社初展開となる飲食店。昆布塩を添えた鶏のからあげや白身魚の昆布じめのフライなど、昆布の製造・販売の老舗らしい出汁にこだわった料理を提供。昆布じめとだし巻き御膳1200円をはじめ、ランチセットはすべて出汁付きで、ごはんにかけて出汁茶漬けにして楽しむこともできる。

そのほか、福島の「焼鳥 とり藤」が手掛ける地鶏料理と一品料理の「焼鳥 サイヒ」、ミシュラン・ビブグルマンを獲得した福島「千陽」の女性鮨職人がにぎる「鮨 とよたか」、2階には、京都の会員制スナック「ぎをんせくめと」の店主が開いた紹介制スナック「よすか」があり、個性派ぞろいのラインアップに。

「食を通じて賑わいや新たなコミュニティが生まれる場となり、単なる飲食施設の枠を越え、街の資産になることを目指してます。そして、南船場という街が活性化してくれればと思っています」と、小倉屋山本・専務取締役、山本真之さん。

入り口のネオンサインや和紙職人ハタノワタルの和紙を使った壁、スタイリッシュな空間演出など、路地裏ならではの隠れ家感に加え、今っぽさも見え隠れ。南船場の新アドレスとして若者に早くも人気を呼んでいる。

「船場裏路地」
2021年12月13日オープン
住所:大阪府中央区南船場4-1-22
公式サイト:https://www.sembauraroji.com/

「だし処 船場山本」
営業時間:11:30~14:00、17:00~23:00 日祝日休
電話:06-440-4404
公式サイト:https://dashidokoro-senba-yamamoto.com/

「鮨 とよたか」
営業時間:17:00~22:00LO 水曜休み
電話:06-7651-1245

「焼鳥 サイヒ」
営業時間:18:00~23:00LO
電話:06-6258-8166
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/yakitori_saihi/

会員制スナック「よすか」
非公開

(Lmaga.jpニュース特約・天野準子)

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