「農協牛乳カステラ、作っちゃいました。コンビニさんを中心に東日本エリアで昨日12/6から、西日本エリアで12/20から販売」などという文言とともに全農広報部の公式アカウント(@zennoh_food)が画像をTwitterに投稿、注目を集めました。パッケージのインパクトも相まって、見るからにふんわりミルキーな味わいを予感させるカステラです!
実食した人たちから「牛乳感たっぷりで今まで食べたカステラの中で急上昇ぶっちぎり1位すごく美味しかった〜!!」「気づいたらひと袋1人で食べててびっくらこいた」などと称賛の声が届く一方、未だめぐり合わぬ人からは「めちゃくちゃ食べたくて毎日近隣スーパーコンビニを覗いているのですが、出会えず代わりに農協牛乳買って帰る日々……(牛乳貢献したい牛乳大好きマン)……サンタさん、農協牛乳カステラをください」と嘆願の声も寄せられるなど、話題を呼んでいます。
「農協牛乳カステラ」誕生の経緯を全農の担当者に聞いてみました。
――なぜ農協牛乳を使ってカステラを作ることになったのですか
メーカーとなりますスイートファクトリー様にお声掛けいただき、長年のロングセラーである「農協牛乳」を使用したカステラの開発についての打診がありました。全農としても「農協牛乳」を使用した商品作りをすすめていたため、試作を含めて連携することとなりました。
――「焼くときに蒸気を加えながらゆっくりと時間をかけることで、しっとり・ふんわり感を出しています。」とツイートに書いてありました
蒸気を加えずに短時間で焼いてしまうとしっとり・ふんわり感をだすことができないため、長年の試行錯誤を経て蒸気を加えながらゆっくりと焼くことで、今回の商品の特徴をだしています。
――ちなみにカステラ1個ぶんに、農協牛乳が何リットルくらい使用されている計算になりますか?
カステラ1個分に使用している「農協牛乳」については「マル秘」となり、開示についてはご遠慮させていただければと存じます。
――ひと目で農協牛乳を使用している、と分かるパッケージも素敵です。デザインについて教えてください
デザインについては、かなりこだわっており、関係者のなかには「農協牛乳」のパックをそのまま画像として使用したほうが良いとの意見がありましたが、ずばり「農協牛乳」であることが一目で分かるよう、字体や色合いを調整してパッケージデザインをおこないました。
――ツイートに大きな反響がありました、感想はいかがですか
ここまでの反響があるとは大変な驚きとともに、ご購入いただいたお客様への感謝の気持ちでいっぱいです。メーカーのスイートファクトリー様にはこれ以上売れすぎると製造が間に合いませんといった嬉しい悲鳴をいただいております。
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「農協牛乳カステラ」を使った、さらなる楽しみ方をたずねると、以下のように答えてくれました。「甘味を控えめにしておりますので、カステラにクリームをサンドしていただいたり、旬のフルーツを添えていただいても美味しく召し上がっていただけるかと考えております」(同担当者)。ぜひ参考にしてみてくださいね。