麻婆豆腐好き集まれ、7種の麻婆豆腐が食べ放題 大阪の名門ホテル内の本格中国料理レストラン

八木 純子 八木 純子

 全国の麻婆豆腐愛好者のみなさまに、ぜひともオススメしたいのが「ANAクラウンプラザホテル大阪」の老舗中国料理レストラン「花梨(かりん)」だ。1984年の創業当時から受け継がれてきた「花梨伝統麻婆豆腐」が有名だが、12月22日からは、その看板メニューを一部アレンジし、7種類の食べ比べができる特別メニュー「七彩麻婆(シチサイマーボー)」を提供するという。ひと足早く、味わってみた。

食べ放題「七彩麻婆」で楽しむ7種類の麻婆豆腐

 コロナ時代に対応したテーブルオーダー形式のランチブッフェ「七彩麻婆」は安定した人気を誇ってきた。魅力は「海鮮」「肉料理」「麺・飯」をはじめ、本格的な飲茶も含めて約40種類のメニューが堪能できる点。しかし、麻婆豆腐好きなら、やはり7種類全部、食べ比べてほしい。

 この22日からは、メニュー一部をアレンジしパワーアップする。その7種類をご紹介しよう。まず絶対に味わっていただきたいのが中国料理「花梨」が誇る「①花梨伝統麻婆豆腐」だ。1984年、現在ある「ANAクラウンプラザホテル大阪」開業とともに歩んできた定番メニュー。まろやかで深いコクと辛味のハーモニーが醸し出す、磨き抜かれてきたおいしさだ。この味に魅せられて、長年通うファンも少なくない。

 四川と聞くだけで辛味が口の中に広がりそうなのは「②四川麻婆豆腐」だ。唐辛子のホットな辛味(辣)と中国山椒の痺れる辛味(麻)がジワッと押し寄せてくるのがいい。

 「③冷製麻婆豆腐サラダ」はひと目見ただけでは麻婆豆腐には見えないところがミソ。麺状の干し豆腐に、リーフを加えてサラダ仕立てにしたもので特製の辛味ソースでいただくのだが、見た目も味もインパクト大。隠れた定番メニューだ。

 そして22日から新たにお目見えする麻婆豆腐は以下の4品。酸っぱくて辛い酸辣(サンラー)味の「④揚げ豆腐の酸味と辛味の麻婆豆腐」は、天然黒酢の酸味と四川豆板醤の辛味に魅せられる。

 見た目とは違い、7種類の中で一番、辛さ控えめなのが「⑤黒麻婆豆腐」だ。黒色は竹炭で、やわらかな自家製豆腐とコクのある豆豉(とうち)の味わいにハマる逸品だ。

 黒麻婆豆腐とは対照的に、白色が目を引くのが「⑥白麻婆豆腐」だ。クリーミーな中に、ピリッとした辛味が際立っていて、話のタネにも食したい。

 黒、白とくれば「⑦赤麻婆豆腐」も食べ逃せない。赤はパプリカを使って真っ赤に仕上げられていて、野菜の甘味が高野豆腐に染み渡る珍しい麻婆豆腐だ。

 この7種類を含め、約40種類のメニューが食べ放題の「七彩麻婆」は、ランチタイムが5500円。土曜・日曜はディナータイムにも実施していて、こちらは7900円(税・サービス料込)となっている。

クリスマス限定の「七彩麻婆」、夜は飲み放題付「プライベートプラン」が人気!

 12月22日(水曜)~25日(土曜)まではテーブルオーダーブッフェ「七彩麻婆」もクリスマス仕様になり、クリスマス限定でリーフの形をした前菜とデザートが出される。この期間、クリスマス仕様「七彩麻婆」はランチタイム限定で、6500円(税・サービス料込)になるが、大切な人とちょっと贅沢なランチもたまにはいいかもしれない。

 夜は、少人数(2名~4名様限定)だからこそ楽しめる飲み放題付「プライベートプラン」がオススメだ。「広東料理をベースとした花梨の人気メニューをコース仕立てでご用意しました」とは花梨の田中孝尚調理長。もちろん、「花梨伝統麻婆豆腐」もメニューに入っている。「プライベートプラン」の飲み放題は紹興酒、ワインなど全15種類。工芸茶も含まれる。

 前菜には花梨伝統のネギ油、甘酢胡瓜、イカにはカラスミからのスタート。蟹肉と背ビレ入りスープ、北京ダック、本日のお薦め点心、海老のマヨネーズソース、天然黒酢100%の黒酢酢豚。そして、シメは「花梨伝統麻婆豆腐」と白御飯。最後に田中調理長おすすめデザートと続くプランだ。

 「プライベートプラン」は1月末までの昼も夜も利用可。飲み放題付、1人10000円(税・サービス料込)。ランチブッフェ「七彩麻婆」もクリスマス期間が終わると通常モードとなる。全国の麻婆豆腐好きな人は大阪に立ち寄った際にはぜひ。なお、メニューは取材時の内容なので、変更される場合がある。

◇詳細は、ANAクラウンプラザホテル大阪の中国料理レストラン「花梨」(大阪市北区堂島浜1-3-1)
https://www.anacrowneplaza-osaka.jp/restaurant/karin/まで。

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