物陰から猫じゃらしで遊びたい猫の漫画が話題になっています。見えないオモチャで楽しむ猫を盛り上げていたはずなのに、最後は「とても猫だなぁ」という爆笑ストーリー。作者の松本ひで吉(@hidekiccan)さんに漫画の舞台裏を聞きました。
猫は「見えない状況」を楽しんでいる!!
天真爛漫で笑顔いっぱいの犬くんと、クールで渋めのお顔の猫さま、そしてトカゲちゃんと暮らす漫画家の松本さん。最近、松本さんが猫のオモチャを持つと、猫さまは「よしきた」とばかりに布がかかったイスの下にはいります。そして布の中からカシャカシャと鳴るオモチャに前足だけバッと出して捕まえる! どうやら、猫さまにとって見えないことがポイントみたい。
「ゲームのしばりプレイとか好きだからわかる!」と、猫さまの楽しい気持ちに共感しまくる松本さん。
すると「音が出ないオモチャだとどうなんだろう?」と好奇心がむくむくと湧いてきた。
さっそく試してみると、音の鳴らないオモチャも猫さまは器用にバッと捕まえた。すごいすごい!! でも、音が鳴らないとやっぱり失敗するみたい。
盛り上がった松本さんの好奇心は止まりません。「音が散るタイプのおもちゃだったら?」と別のおもちゃを持ってきました。布の前でワクワクしながらオモチャを振ってみる松本さん。すると猫さまは……
猫はなんでもわかってる?
「ラストがわかりみ~で大爆笑してしまった」
「遊びたいけど遊ばれるのは嫌なんですね」
「ねこだから…」
「遊ばれるのはプライドが許さん...」
「ねこはなんでもわかっています・・」
「主導権はあくまでこちら(お猫様側)ですので。」
「この温度差いつも感じてます」
リプ欄には、同じように遊ぶならカーテンや物陰からという猫さんたちの写真や動画が集まりました。そして猫らしいラストに共感するコメントが寄せられて、ツイートは5.8万を超える“いいね”がついています。
私の方が一段と楽しんでいることは否めません
漫画「猫はあそびの達人だな」について、松本さんに聞きました。
──布越しに遊ぶオモチャがとても楽しそうでしたね…松本さんが(笑)
猫もさながら私のほうがより一段と楽しんでることは否めません。
──オモチャを持っても、遊んでくれないことがありますか?
その時の気分とオモチャの種類と環境(おもに犬の視線)などの条件がうまくそろえば乗ってくれます。
──犬くんなら、いつもノリノリなのかしら?
犬は基本ノリノリです。けど、歳を取って心臓も弱くなってきた今日この頃ですので、あえて盛り上げないように自分を抑えています。
──そうなんですか…犬くんも猫さまも12歳ですものね。犬くんと言えばハイテンションで全力なイメージですが、穏やかに過ごしてほしいです。嫌になって帰ってしまった猫さまを、猫じゃらしで誘って引き止めることはないのですか?
行ってしまう猫に打つ手はなにもないのを知っていますので…ちいさくなる尻を見送るだけです。
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