わずか5平方メートル…軽自動車のスペースでもこんなに快適!?キャンピングカー大集結のイベントで広がる“妄想”

小嶋 あきら 小嶋 あきら

 若い人はもちろん家族連れから年配の方まで、いまキャンプが流行っていますね。バイクや自転車などを利用した必要最小限の装備のキャンプもあれば、全てお任せで豪華に過ごすグランピングまで、楽しみ方は様々です。なかでも、キャンピングカーで出かけるキャンプはまたひと味違った楽しみなのではないでしょうか。そんなキャンピングカーが一堂に集うフェアが神戸でありました。

ポートピアホテル前にキャンピングカーが集結

 去る11月27日と28日の土日、神戸ポートアイランドにあるポートピアホテルで開催された第三回関西キャンピングカーフェスティバル。会場には21の出展企業から様々なモデルが集まっていました。

 キャンピングカーというと、たとえばアメリカ製の大きなトラックタイプの車両をベースにしたものや、大きなボックスタイプの牽引車両を思い浮かべられるかもしれませんが、今回の展示では一見すると普通の軽自動車のような、いわゆる軽キャンパーと呼ばれるタイプが半数以上を占めています。

 キャンピングカーをざっと分類すると、まずシャーシから専用に設計・製作されたフルコンバージョン、トラックなどのキャブ付きシャーシをベースに架装されたキャブコンバージョン、マイクロバスなどをベースに架装されたバスコンバージョン、ハイエースなどのワンボックスカーをベースに架装されたバンコンバージョンなどがあるそうです。さらにこれらの中でも特に軽自動車の規格(バスコンバージョンは無いですが)は軽自動車キャンピングカーと呼ばれ、その価格や維持費の面、そして扱いやすさなどでいま人気なんだそうです。

まるで住宅公園のように中を見て回れる楽しさ

 ポートライナーの市民公園駅を降りて、とりあえず先に渡り廊下から撮影をした関係で、会場の一番奥から見て回りました。

 最初に見たのは、YouTubeで活躍されてるクーピーチャンネルさんが実際に使われている軽キャンパー。全長3.4メートル全幅1.48メートル、つまり家の表示でいうと壁芯で5平方メートルという軽自動車規格の限られたスペースでここまで快適に泊まれそうな空間が作れるのかと、いきなり驚きました。いわゆる「車中泊」というきついイメージはそこにはなくて、まさに快適なキャンプの予感しかありません。しかも小回りが利いて高速道路の通行料も割安の軽自動車です。これは…、欲しい。これがあれば部屋を追い出されても楽しく生きていけそう(あかんあかん、すぐにモノがいっぱいになって運転席に座れなくなるって)。

 その隣には対照的に、大きなサイズのキャンピングカーが居ました。日本で普通に見かける一番大きなサイズでしょうか、トヨタのコースターをベースにしたものです。マイクロバスですから、いわゆるバスコンバージョンですね。これ、普通に住めますね。部屋です。日本全国移動した先々が自宅になります。どんな遠くに出掛けたとしてもそこが家なので、もう帰らなくていいんじゃないかという気分になります。ただ、内装は何となく部屋というよりヨットのような感じですね。豪華です。

 ただこれ全長6.25メートル全幅2.15メートルですから、普通の駐車場には入れないですね。出先でもファミレスとかかなり絶望的です。そして値段も1500万円ほどします。もう本当に家を買う感覚ですね。

 それらの中間というか、ハイエースクラスのキャンピングカー、いわゆるバンコンバージョンは、広さと使い勝手のバランスが良さそうです。外から見るとあまりキャンピングカーっぽくない感じもしますが、大人が二人ゆったり寝られそうです。さらにバイクも積めそうで、これはいろいろ夢が広がりますね。一般的な駐車場にも止められるし、ファミレスにも行けます(いや、別にファミレスにこだわるわけではないですが)。

入場無料で、ガラガラ抽選もありました

 最後、出口(ホントはここが入り口なんですが)でアンケートを書いて、ガラガラ抽選をさせてもらいました。時間的なものか、特に他に誰も居なくて空いてたので、受付のお姉さんに「ちょっと混ぜてもいい?」と聞いて、何回か逆回しさせてもらってから引くと、ころころっと緑の玉が…。白い玉がたくさん溜まっていた中に緑、これはきっと「当たり」に違いありません。

 「おっ、緑が当たりましたねー」と、「幻の米・こしひかり5キロ」というのをいただいてしまいました。

 その日筆者は袋を持ってなかったので、いただいた幻のお米をしっかと抱いて、ポートライナーで帰りました…。

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