「お客さん多すぎ! 解散!」こんなの桂浜水族館じゃない…閑古鳥状態をネタにしてきた、公式アカウントの動揺っぷりが話題

中将 タカノリ 中将 タカノリ

「お客さん多すぎ! ダメ! こんなの全然桂浜水族館じゃない! 解散!」

11月23日、勤労感謝の日に投稿された桂浜水族館(@katurahama_aq)のツイートがTwitter上で大きな注目を集めている。

桂浜水族館と言えばかねてより「日本一Twitterのフォロワー数と来館者数が比例しない水族館」として有名。Twitterアカウントでは閑散とした様子をネタのようにつぶやくのが通例のようになっているが、それが「お客さん多すぎ」とは果たしてどういうことだろうか。桂浜水族館のツイートに対し、SNSユーザー達からは

「人類滅亡したり、満の員が御の礼で解散宣言したり、忙しい水族館だなぁ🤔」
「多くても少なくても姐さん 発狂しちゃうの可愛い😂」
「お客様が多い? なんだおとど昨日葉牡丹で飲みすぎて夢でもみてるんじゃないか? 桂浜が混んでるわけないだろ?」
「桂浜水族館かー、昔当時の彼女と行ったなー。 あの時は確かにガラガラやったなーw」
「客を解散させようとする公式…好き」

など数々のコメントが寄せられている。

桂浜水族館のご担当者にお話をうかがってみた。

--以前はお客が少ないことを嘆かれていましたが、お客が増え始めたのはいつ頃からでしょうか?

担当者:緊急事態宣言、蔓延防止措置が解除され、高知県も感染者が連日ゼロであることから、少しずつ客足は戻ってきていました。

とはいえ、まだまだその影響を受けている中、23日はチケット売り場に列ができるほどの入りで、一日を通して客足が途切れることがありませんでした。当館の閉館時間は決まっておらず、17時までに入館された方は「暗くなるまで」いることができます。23日の昨日も17時間際まで入館される方がいらっしゃいました。

「日本一Twitterのフォロワー数と来館者数が比例しない水族館」と自負しておりますが、それにしても、通常平日だと100名に届かないなんてことも普通にあります。祝日ということもありましたが、最近の日曜日に匹敵するほどの入館者数でした。わんちゃんもいらっしゃいましたよ!ふわっふわ!もふっもふのわんちゃん!

--今のオススメの展示やキャンペーンなどありますでしょうか?

担当者:当館は昨年からベビーラッシュを迎え、フンボルトペンギン、カリフォルニアアシカ、コツメカワウソの赤ちゃんが生まれ、可愛い赤ちゃんの姿を見ることができます。(※コツメカワウソは昨年の9月28日に生まれた1歳の二個体が見学可能。今年の11月13日に生まれた個体は来年2月一般公開予定)

また11月25日に光文社より発売された公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」著のエッセイ本「桂浜水族館ダイアリー」も好評発売中です。ファン待望!おとどちゃんのぬいぐるみも大好評発売中です!

--これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

担当者:このツイートがここまでバズるなんて予想外といいますか、なんで「カワウソの赤ちゃんが生まれたよ!」ってツイートよりこんなノリと勢いだけのツイートの方が伸びんねんって感じなのですが。

いつものことなので、これを機になんか変な水族館があるぞと、桂浜水族館に興味を持ち、生きものについて学ぶきっかけになれば嬉しいです。

あと、反響といいますか、今まで日本一Twitterのフォロワー数と来館者数が比例していなかった分「良かったね」という温かいお声をいただいております。中には「仕事しろww」「公式が解散とかいうなwww」とツッコミを入れてくださる方もいて、ツイートを見た方がくすっと笑って、心が少しでも和らいでいたらいいなと思います。

   ◇   ◇

来館者が少なくても多くても話題になる桂浜水族館。話題性だけでなくその内容も素敵な水族館なので、ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。

なお、桂浜水族館は11月25日に光文社より公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」著のエッセイ本「桂浜水族館ダイアリー」を発売したばかり。

高知まではなかなか行けなくても、これならお手軽に桂浜水族館のフレーバーを楽しめそうだ。

桂浜水族館 関連情報
所在地:高知県高知市浦戸778 桂浜公園内
公式サイト:https://katurahama-aq.jp/
Twitterアカウント:https://twitter.com/katurahama_aq

◇ ◇

「桂浜水族館ダイアリー」(光文社)
11月25日に光文社より公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」著のエッセイ本「桂浜水族館ダイアリー」が発売されました。桂浜水族館を舞台に、おとどちゃんと飼育員たちの日々を綴ったエッセイです。ぜひ、さまざまな方に手にとって読んでいただきたい一冊です。
紹介ページ:https://books.kokode.jp/products/detail.php?product_id=4219779

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