スカイツリーの真上に咲いた満月と三日月、その美しさに心奪われる「神秘的」「魔法のステッキみたい」

山本 明 山本 明

 夜空に浮かぶ大輪の花のようなスカイツリーの真上に浮かぶ満月の写真と、その横に並ぶ、やはりスカイツリーの真上に浮かぶ三日月の写真が、11月6日にTwitterに投稿されました。相乗効果を生む両作品の美しさに魅せられた人たちから、大きな反響が寄せられ、ツイートには18日現在、25.1万件ものいいねがついています。「神秘的」「魔法のステッキみたい」といったコメントも寄せられています。

 投稿したのは、フォトグラファーの7(@szna__)さん。実は三日月の写真は今年の1月17日に投稿されたもの。そのロマンティックな作品世界に「セーラムーン」などの物語を想起した人たちから、やはり大反響がありました。

 満月を写した今作は、その完全無欠な輝かしさ、華やかさで見るものを魅了します。作品に込める思いを聞きました。

――いつから「スカイツリーと満月」の写真を撮ろうと思われていたのですか。

 三日月を撮った時に満月も撮ろうとは思っていました。満月も(三日月撮影の時と)同様に軌道や撮影場所を調べて、実際に撮影して、を繰り返していました。撮影しても時間帯が微妙(明るくて夜感がない)だったり、てっぺんに月が来なかったりと上手く撮れず、結果的に、今回投稿した写真は撮ろうと思ってから半年くらい経ってようやく撮れたという感じです。

――三日月を撮影した時と違った心構えで満月を撮られましたか?

 気をつけた事などは、三日月撮影の時とあまり変わりません。ブレないようにだったり、基本的な事だけです。撮れた時はようやくイメージしていた時間帯と位置で撮れたなって感じたくらいです。

――撮影した日時や、撮影方法をさしつかえのない範囲で教えてください。

 撮影日時はデータを確認したところ9月20日18時頃でした。使用機材は、カメラは「NikonD7500」レンズは「SIGMA150-600mm」を使用しています。撮影方法はマニュアルモードで、シャッタースピードの秒数は自身で設定して撮影しています。

――前作に続き、今作も大きな反響がありました。どんなお気持ちですか。

 苦労して撮れたものがこれ程反応を頂けるとは素直に嬉しく思います。それと同時に、この先も月の作品含め写真で多くの人から反応を頂けるように頑張りたいと感じました。

   ◇   ◇

 今後も「月」というモチーフで撮影したい、と考えておられますか?と7さんにお聞きすると、以下のような答えが返ってきました。「毎月、満月の日は予定を空けているので、月は撮り続けます(笑)。スカイツリーは何度も撮っていますが、東京タワーはまだ数回しかないので、東京タワーと月にも挑戦したいです。またスカイツリーでも撮影距離を変えて撮影していきたいです…月の大きさの見え方が変わるので」。次はどんな表情の「月」を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいですね。

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