秋篠宮家の長女、小室眞子さんと夫の小室圭さんは11月14日に羽田空港から出国、同日米ニューヨーク州に到着しました。そのニューヨークに現在、滞在しているのが歯科医芸人のパンヂー陳（本名・陳明裕）です。まいどなニュースの“特派員”として、現地の様子をリポートしてくれました。（聞き手・山本智行）
――2年ぶりのニューヨークはいかがですか？
パンヂー陳（以下陳）：同じニューヨークでも、コロナ前といまを比べると、田中刑事とニコラス・ケイジくらい違いますよ。
――そっ、そんなに違いますか？かたやフィギュアスケーターで、かたやハリウッドスターですよねって。その入り、やめてもらえます。電話、切りますよ。
陳：まあまぁ、例えば今、掛けてるこの電話ですが、コロナ前は国際電話をかける時は、国際電話用の格安テレホンカードを買って掛けてたのですが、いつもテレカを買ってたグロサリーストアに行ったら、もうどの会社の格安テレカもなくなってしまったと言われました。
――陳さん、曲がりなりにも歯医者でお金持ってはるのに、そんなケチケチせんと。でも、何でなくなってしまったんですか？
陳：それがコロナで一気にズームやラインなどのコミュニケーションツールが普及したせいもあって、お金を出して格安テレカで国際電話をかける人自体が少なくなったようです。実際、この電話もLine out freeを使ってまして、3分間の通話を1日5回までなので切れたら、またかけ直しますけど、15分で収まらなかったら、また明日かけ直しますね。
――課金、しなはれ！確か、250円くらい課金したら普通の電話と同様に使えるはずやのに、どんだけケチなんですか！？それより、早くニューヨークの裏話、聞かせてください。
陳：じゃ、山本さんの好きなお金にまつわる話をします。僕はタイ風焼きそばのパッタイが大好きで、いつもこっちに来たら「ジャスミン」というタイ料理店に行くのですが、コロナ前より10ドルくらい値上がりしてまして、パッタイとタイアイスティーで約25ドルもして、そこに税金とだいたい15％以上のチップを加えたら今のドルレートだと3500円くらいになるので、ちょっと外食を控えないといけない感じです。
――えっ、そんなに。じゃあ、ピザとかもっと安いものを食べに行ったらどうですか？
陳：僕もそう思って”宇宙一”おいしいと思ってるピザ屋さんに行ったんですが、1スライス3ドル25セントだったのが何と4ドル75セントと、とてつもなく値上がりしていて、ショックを受けました。ホントは2枚食べたかったのですが、我慢して1枚にしました。宇宙一、おいしいのに。
――そんなとこ、節約せんでももっと他に節約できるところいっぱいあるでしょ！食べんとやせちゃいますよ。
陳：幸い、お腹にラクダのコブができたのかと思えるくらい栄養は蓄えていますので大丈夫。
――でも、そんなに物価が高くて、みんな困らないんですかね。
陳：眞子さんのご結婚で小室圭さんの初任給が話題になりましたが、その分、お給料もみんな高いですから。ちなみにニューヨーク州の最低時給は15ドル。大阪の1.5倍以上になってます。
――そんな時給が高いと、雇用する側も負担が大きいので、求人が減っちゃわないですか？
陳：それが逆に、どこも人手不足で求人出しても、なかなか人が集まらなくて大変そうです。
――確かに、アメリカのレストランとかはは人手不足と聞きます。何でそうなるの？
陳：週末に大学の近くのショッピングモールに行ってみたらコロナ禍で店舗の半分くらいはテナント募集の看板が出ていました。ブラックフライデー商戦期の土曜の午後なのにモールは人影もまばら。残っているのはmacy’sとか大きなデパートやチェーン展開しているような大企業だけって感じで、個人が経営していたようなお店はモール内ではほぼ絶滅してしまっています。
――じゃあ、なおさら就職難になりそうじゃないですか？
陳：それがちょっと違うんです。現地の人によると、コロナ禍で失職した人への補助が手厚いので、働かずにそのまま補助をもらい続けている人が多いためだそうです。
――それじゃあ、チェリッシュもビックリするくらいの本末転倒ですね。
陳：チェリッシュの「てんとう虫のサンバ」は、その転倒じゃないです。っていうか、山本さん、ボケの引き出しが古すぎます。あと、きょう、日本に売っていないハーゲンダッツのバニラスイスアーモンドが食べたくなってスーパーに行ったんですが、日本でも報道されている通り、一部の品物は流通などの関係で品不足になっているようで、所々、空の棚が目に付きました。
――身近な時事ネタを挟んできますねぇ。さすが、です。でも、陳さんのいるニューヨーク州バッファローは寒いんじゃなかったですか？
陳：はい、きょうは雪が積もってました。以前、旭川医大から来ていた先生が「バッファローは旭川より寒い」と仰ってましたから、めちゃくちゃ寒いのは間違いないです。
――なのにアイスクリーム？
陳：しかも、こっちは日本のような小さなカップはほとんど売ってなくて473mlのパイントが主流な上、ホテルの冷蔵庫には冷凍室もないので、雪の中、帰る車の中で一気に食べたら体の芯まで凍てつきました。
――この人、アホちゃうか！？って前から思ってたんですが、確信しました。アホですね、やっぱり。
陳：小室さんご夫婦がこちらに来られる時は、寒いので湯たんぽ持ってきた方がええで、とお伝えください。
――もう旅立たれましたので伝えられません！というか、たとえ出発がまだだったとしても、連絡先も知りませんし。
（プツン）
あっ、もしもし、もしもし！小室夫妻のニューヨーク話を聞こうと思ったのに電話、切れてもうたがな。
