岸田文雄総理が身に着けているセイコー製(33万円)をめぐり、「国産に納得」「センスがいい」「安すぎないか」「好き」「庶民から見ると高い」とさまざな意見が相次いだ腕時計論議。そんな中、Twitterユーザーの西向く侍。(@kosodatezamurai)さんが公開した腕時計は13万超のいいねを集めるなど大注目です。すべての人をほっこりさせてしまうこの腕時計、お値段は実は300円…いや違うんです、プライスレスなんです!
「娘から誕プレで貰ったペンギンの時計、「今日着けていく?着けていくよね?」としつこいので着けてきた。デカ厚でパネライ以上の存在感。」のツイートとともに、スーツの袖からちらっとのぞくどころか、左手首をほぼ占領しているのは「すみっコぐらし」のマスコットウオッチ。時計界におけるビッグサイズのトレンドを牽引してきたパネライなみのドヤ感を誇る一方、キャラクターの「ぺんぎん?」の自信なさげな表情がまたいい感じです。
インパクト強めのこの写真を見たユーザーからは「見てるだけでこっちも幸せ感じちゃう」「取引先相手との会話を弾ませるのに良いアクセント」「パネライよりモテ時計」「キティちゃんのネクタイを父にプレゼントして、まったく恥ずかしがらず会社に堂々と付けていっていたのを思い出しました」などの反応が続々。カプセルトイメーカーのアイピーフォーの公式アカウントも「弊社カプセルトイをビジネスシーンでもご活用いただき誠にありがとうございます」と反応しました。西向く侍。さんに聞きました。
ーー素敵な誕プレです!
「ガシャポンで300円でした」
ーーなぜ、すみっコぐらしを?
「娘の推しキャラは「ねこ」で、ガシャポンはねこ狙いだったのですが、出てきたのはそれほど好きではないぺんぎん?のキャラクターでした。たまたま私の誕生日が近かったため「これ、父ちゃんにあげる!」となりました」
ーー職場の反応はいかがでしたか?
「男性社員からは「その見た目でこの時計は逆にヤバい!」「近寄りがたいオーラを放ってる」「単純にキモい」などもう散々でしたが、女性社員からは「可愛い」「見るたびに娘さんを思い出せる癒し機能搭載ですね!」など好意的な反応が多かったです」
多数の反響があったことに驚く西向く侍。さんは「コロナ禍も落ち着いてきたので、これまでいろいろ我慢を強いてきた娘といろいろな場所に出かけたいと思っています。もちろんこの時計も一緒です」と話します。バズった後、娘さんに「ガシャポンでねこが出たら(お父さんには)くれなかった?」と尋ねると、満面の笑みで「もちろん!」と答えたそう。
ねこじゃなく、ぺんぎん?が出て本当に良かったですね。