散歩をねだる犬と遊んでほしい猫に挟まれる飼い主がうらやましい! 「両手に花」「2匹ともお相手したい」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「そうよ、私は本日3回目の散歩に行きたい犬と今すぐ遊んでほしい猫に挟まれる女。」

そんなつぶやきとともに、愛犬と愛猫の動画をツイッターに投稿した飼い主の「肩幅 広美」(@Ayoster_classic)さん。そこに映っていたのは、ドアから顔をのぞかせるワンちゃんとキッチンの上でニャーゴと鳴く猫ちゃん! 何やら、同時に「散歩に行きたい!」と訴えるワンちゃんと「遊んでー!」と甘える猫ちゃんに飼い主さんが困っているようです…。

そんなかわいい2匹の“訴え”に胸キュンする人が続出し、たくさんのコメントが寄せられました。

「両手に花」
「何だこの可愛いの渋滞は、、、!!!」
「やり取りが可愛すぎる」
「息のあった波状攻撃で無事キュン死しました」
「どうしたらいいのかしら……あんな かわいいお目めで見つめられて」
「可愛いw必死に行きたいと遊びたいを訴える2匹がまじで可愛いです」
「ワンコの眼差し最高すぎますね」
「犬猫飼いの為の幸せの時間ですね」
「2匹ともまとめてお相手したい」

動画のワンちゃんと猫ちゃんは、1歳のりっちゃんと2歳のあさひちゃんといいます。2匹とも女の子です。どうして、りっちゃんとあさひちゃんたちは同時におねだりしていたのでしょう? 飼い主の「肩幅 広美」さんこと「あよ」さんに伺ってみました。

本当は猫ちゃんの遊ぶ時間だった? 飼い主さん2匹のお願いに“神対応”

――お散歩に行きたいワンちゃんと遊びたい猫ちゃんに挟まれて、困っていらっしゃいましたね。

あよさん「そうなんです。うちには犬が2頭おり、1頭目りっちゃんの散歩から帰宅してから2頭目の先住犬ゼッゼの散歩に行きます。その後、2頭目の散歩から帰宅したら猫のあさひと遊ぶ時間になります。なので、いつも通り『遊ぶ時間!』と待っているあさひと、再び散歩に行きたいと訴えるりっちゃんたちの板挟みになっていたんです」

――りっちゃんは3回目のお散歩をおねだりしていたとのことですが…。

あよさん「いつも2頭の犬の散歩は朝晩の2回です。動画のときは、りっちゃんはちょうどゼッゼの夕方2回目の散歩が終わったところでまた散歩に行きたいとねだって。3回目に行きたいと言ってきたのは今回も含めて過去2回です」

――あよさんは2匹の訴えにどう対応したのでしょう?

あよさん「結果的にはふたりの意思を尊重し、りっちゃんには『玄関で待っててね』と伝え、いつも通りあさひと猫じゃらしなどで遊び、そのあと待っていたりっちゃんと散歩に行きました。5分程度でしたが、満足したようで帰宅後はいつも通り。ちなみにりっちゃんは、最初の散歩を1時間半していて、その上で3回目に行きたいと訴えていました(笑)」

――りっちゃんもあさひちゃんも、あよさんにお願いを聞いてもらえて良かったですね。りっちゃん、あさひちゃんはそれぞれどんな子でしょうか。

あよさん「りっちゃんはのんびりで穏やか、とっても優しい子です。素直で、自己表現が上手なところが女の子らしいと思います。人間大好き、犬もまぁまぁ好き。かわいいかわいいと育ててきたので、『すべての人間はりっちゃんのことを愛している』と思っているようです。

あさひは、猫としての性質はもちろんありますが、大らかな性格や“あよ命”という部分は犬のようです。帰宅すれば玄関で待っているし、呼べば返事をして来ます。仕事中も家事をしててもふと気が付くと近くにいます。甘えん坊で、遊び好き。何かあると鳴いて伝えてくれます。また、りっちゃんが来たときはしばらくツンケンしていましたが、じきに家族と認めてくれ、虫取りを教えるようになりました」

――先住犬のゼッゼくんはどんな子ですか?

あよさん「ゼッゼは優しくて、遊び好きで、甘えん坊。だけど外ではひょうひょうとしています。あまり他人に興味もないしなつきませんが、私が信頼している人やゼッゼが心を開いたひとにはべったべたに甘えます。なでてもらいながら白目だして鼻水たらして寝落ちします(笑)」

――3匹ともにあよさんのことが大好きなんですね。ワンちゃんや猫ちゃんたちとの暮らしはいかがでしょう?

あよさん「とにかくにぎやかです。そしてアグレッシブ。私の性格に合っていてちょうどいいです。この子たちの幸せとはなにか?を追及していると、犬や猫に関する新しい知識をおのずと求めて取り入れることになります。なので日々、知識の面でとても勉強になります。また、実は昔は『ロボットなの?』と言われていた私に『心が温まる』『愛おしくて泣けてくる』という人の?心も教えてもらっています。

これまで必要以上に人間関係も作ってなかったのですが、ゼッゼを通してできたたくさんの友人、犬友さんに仲良くしていただき、人と関わることの楽しさや人を頼ること、甘えること、信頼することを学びました。みんなからいろんな形の愛情や信頼に気づくようになったし、ありがたく受け取ることができるようになったし、もう人間になれたんじゃないかなと思います」

2匹の元保護犬と1匹の元保護猫と一軒家で暮らす 室内を“ALL玄関化”

あよさんによると、ゼッゼくんは一般家庭からの飼育放棄された元保護犬、りっちゃんもブリーダーから保護された犬とのこと。実はりっちゃんの保護主さんは、過去にゼッゼくんについてあよさんが相談したことがあるトレーナーさんだったといいます。ゼッゼくんがつないでくれたご縁ということで、あよさんはりっちゃんに運命を感じおうちに迎えたそうです。

また、あさひちゃんは真夏の灼熱の国道であよさんが車で信号待ちをしていたときに前の車から落ちてきた子猫だったとか。子猫だったあさひちゃんがあよさんの車のタイヤを上ってエンジンルームに入ってしまったため、近くのガソリンスタンドに駆け込み整備士さんに取り出してもらったといいます。

そんな3匹とともに一軒家に住んでいるあよさん。先住犬のゼッゼくんと住むために20代で購入したとのこと。庭で自由に遊べるように高さ150センチの柵を立てたり、お風呂の床を滑りにくいものにしたり、フローリングで滑らないように屋内全面のフロアコーティングを施工。しかし、フロアコーティングの効果が摩擦などでほぼ2年で無に帰してしまい、防滑専用で屋外用のフロアシートを和室を除く一階全面に貼り、室内を“ALL玄関化”しているそうです。

■Twitter:「肩幅 広美」(@Ayoster_classic)
https://twitter.com/Ayoster_classic

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