卵焼き器でお手軽に作れるアレンジたこ焼き「かくたこ」がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは漫画家の新國みなみさん(@nikkuni373)が
「卵焼き器でつくるたこ焼きが早くて美味くてたこがいっぱいで幸せしかないので…ぜひ…」
と紹介したイラストレシピ。
たしかに普通のたこ焼きはまず専用の焼き器が必要だし、いざ作ろうにもなにかと手間がかかるもの。また、かくたこ自体は以前からさまざまな人や媒体で紹介されているが、新國さんのレシピはより作りやすく美味しいものを目指しブラッシュアップされているようだ。新國さんのレシピに対しSNSユーザー達からは
「口の中がたこ焼きの気分になってしまった…罪なレシピ(˘᎑˘)♡ アイデア最高(*`ω´)b 」
「地元の名店に存在します✨
本当にフワフワで最高に美味しいタコ焼きです✨」
「 これ簡単でめっちゃ美味しかった!!
プレート持ってないからたこ焼き粉で何度か試したけど、上手くいかないし生地余るしで、お店の買うしかないのかぁ…と思ってたけど、小麦粉の消費にもなるしこれでいつでも家でたこ焼き味わえる… 」
など数々のコメントが寄せられている。
新國さんにお話を聞いてみた。
中将タカノリ(以下「中将」):このレシピを作ろうと思ったきっかけをお聞かせください。
新國 : かくたこのレシピは元々、複数のサイトやたこ焼き粉の裏にが載っていました。いくつか試した中で味や分量でしっくりこなかった部分と、作りにくい、説明が不足していると感じた部分を自分なりに改良して今の形になりました。
中将:生地の配分は一般的なたこ焼きとはどのような違いがあるのでしょうか?
新國 :1回分で作りやすく、卵焼き器でひっくり返しやすいように卵の配分が多めとなっています。小麦粉の量は少ないので生地の出来上がりは柔らかく、その上で扱いやすさを重視しました。
中将:このたこ焼きならではの魅力と、美味しく仕上げるポイントをお聞かせください。
新國:たこ焼き粉を買う必要がないので余った粉を気にすることがない点と、15分ほどで完成する手軽さが魅力です。シンプルで優しい味わいが好きな人も、具だくさんで色々な味を楽しみたい人もアレンジしやすいと思います。
失敗を防ぐコツとしては、焼く前に熱した卵焼き器に油をしっかり塗り込むことです。テフロン加工であっても同様です。生地に完全に火が通る前に二つ折りにして焼き過ぎを防ぎ、ひっくり返すときに箸ではなくフライ返し等を使えば綺麗に仕上げられると思います。
中将:これまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
新國 :今までネットに載せたレシピの中で一番反響が大きかったです。私自身初めて食べた時、とてもおいしくて感動したので広く知ってもらえて嬉しいです。「丸くないたこ焼きなんて…」と言われるかと思ったのですが、意外にも本職のたこ焼き屋さんから「これもいいね!」と好意的な感想を頂いたのが嬉しかったです。
◇ ◇
コロナ禍の影響で外出してたこ焼きを食べる機会が減っている方も多いと思う。たこ焼きを愛する方にぜひお試しいただきたい新感覚のお手軽たこ焼きだ。
なお、新國さんは天使と悪魔の二人を中心に巻き起こる群像劇を描いた漫画「AandD」の年内の単行本発売を予定している。話題の作品なのでご興味ある方はぜひ今後の新國さんのTwitterの発信をチェックされたい。
新國みなみさん 関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/nikkuni373
漫画「きのこーちか」(小学館)Amazonページ(9月16日22:00まで期間限定無料お試し): https://www.amazon.co.jp/dp/B09DFHDW92/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_73QP5VCFQPF4W0CDVWWJ