「こんなリス、見た事ない!」プロレス技でぬいぐるみを仕留めるシマリスに驚き「前方回転エビ固め」

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「ぬいぐるみ遊びが始まるとテンションがおかしくなるうちのリス」

そんなつぶやきとともに投稿されたアクロバティックなリスの動画がTwitter上で話題を呼びました。動画には、飼い主さんが投げたゾウさんのぬいぐるみを追い掛け、仕留めるリスの姿が!再生回数もすでに180万回を超えています。

リプ欄には「完全にアスリートの動きですね」「プロレスで言う『前方回転エビ固め』ですね。1,2,3 カンカンカ-ン」「うちのリスがこんなぬいぐるみに反応してるの見た事ないです!」「うちの猫もこんな感じです」などとコメントが多数集まり、リスとは思えない鮮やかな動きに驚く人が続出。このほか、飼い主さんと息がピッタリなリスの様子を見て「どうやったら、こんなにリスと仲良くなれるんですか?」といった声も上がりました。

投稿したのは、飼い主の「ChiroPoro Channel/リスべや。」(@ChiroPoroCH)さん。動画のリスは、シマリスのリトナくんといいます。1歳の男の子です。リトナくんはどういうきっかけで、ぬいぐるみで遊ぶようになったのでしょう? 飼い主さんにお話を伺ってみました。

ぬいぐるみを追い掛けるのは、自分の縄張りを守るため?

――ゾウさんのぬいぐるみを必死に追い掛けて仕留めたリトナくんが話題になりました。どういうきっかけで、ぬいぐるみで遊ぶようになったのでしょうか?

飼い主さん「半年くらい前に試しに奥さんが子供のころに持っていたぬいぐるみを与えてみたら戯れて遊ぶようになったのがきっかけです。ただぬいぐるみをボロボロにされそうだったので、遊ぶ用にゾウさんのぬいぐるみを買ってきてあげました」

――まるで、ワンちゃんや猫ちゃんのような遊び方ですね。

飼い主さん「シマリスは雑食なので野生ではタンパク質として虫を捕まえて食べたりします。またリスは縄張りを持つ生き物なので自分の縄張りに入ってきた生き物は、へビであろうが闘って自分の縄張りを守ろうとします。そのような本能が働いているのだと思います」

――なるほど。動画のリトナくんは縄張りを守ろうと、ゾウさんのぬいぐるみと闘っていたわけですね。ゾウさんのぬいぐるみを射止めたあと、どうしたのでしょう?

飼い主さん「戯れた後はそのまま放置します。どうやら動いている物に反応するようで。飼い主が再び投げると再度追い掛け、ぬいぐるみが動かなくなると飽きるそぶりをします。猫の動きと一緒だと思います」

――猫ちゃんと同じなんですね! リトナくん、ゾウさんのぬいぐるみ以外にも追い掛けたりするおもちゃがあるとか…。

飼い主さん「市販の猫じゃらしにも猫のように反応して追いかけて捕まえようとします」

別のシマリスは、投げたボールを持ってくるように!

――猫じゃらしでも遊ぶんですね。そういえば、昨年10月17日に投稿された「遂に持って帰ってくるようになった、、、」とのツイート。こちらも、リトナくんですか?

飼い主さん「あの子はポロロという2歳の雄です。ポロロは食べるのが好きなので、好物のおやつを使い何回もカプセルのボールを追い掛ける訓練をしてるうちにカプセルボールを持って帰ってくるようになりました。カプセルボールを飼い主に渡せばおやつがもらえることを学習しています。本当はリスはとても賢い生き物なんです」

――リスは賢いんですね。ところで、動画を見ていますと、飼い主さんはシマリスちゃんたちと息ピッタリ! コメントにもありましたが、どうしてこんなに仲良くなれたのでしょう?

飼い主さん「シマリスも性格や個性がさまざまですから、興味があるものや好きなものもいろいろです。なので、個々のリスが何に興味があるのかを時間をかけて飼い主が知り、リスが興味を持つ物を使って遊びながらリスとの距離を短くしています。信頼関係が構築されればリスから来てくれるようになります。大切なのは時間をかけてゆっくりリスとの距離を縮めることだと思います」

リスと仲良くなるには、それぞれの性格や個性、そして興味、好きなものを知ることが大切だとのこと。皆さんもぜひトライしてみてくださいね。

シマリス飼育歴20年以上、中学生のときから飼っています

シマリス飼育歴20年以上という飼い主さん。シマリスを飼うようになったのは、中学生のとき近所のペットショップでシマリスが売れ残ってたのを親御さんが「かわいそう」だと思いお迎えしたのがきっかけだそうです。シマリスは脱走したら動きが早く、捕まらないことに最初はかなり苦労したとのこと。

たまたま読んだ当時の小動物の雑誌でシマリスが手に乗って人に慣れたりすることを知り、1年ほどかけて独学でリスを訓練。家の中で飼い主さんを追い掛けてくるほどになったとか。結果的にパーカーのフードの中で安心して寝てくれるほど慣れてくれたそうです。

そこからシマリスにハマったという飼い主さん。現在まで数々のシマリスと一緒に暮らしてきたといいます。シマリスの魅力について「手のひらサイズで小さくて、背中の模様もお洒落。世界一かわいい生き物」と言います。

また、リトナくんやポロロくんのほかにも、ひまりちゃんというシマリスがいます。生後3カ月の女の子。食いしん坊で甘えん坊さんだとか。飼い主さんによると、ゆっくり慣らしていて、「将来有望に成長してくれるはず」という“期待の星”だそうです。

■Twitter:「ChiroPoro Channel/リスべや。」(@ChiroPoroCH)
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■YouTube:「ChiroPoro Channel/リスべや。」
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