反抗期の小6男子、謎にキレたと思ったら「いや、今のは僕の反抗ミス」と“訂正”?「可愛すぎか!」と大反響

広畑 千春 広畑 千春

 小学校高学年から中学生に始まるとされる「反抗期」。2~3時間おきの授乳にイヤイヤ期、プチ反抗期と数々の修羅場をくぐり抜けてきたママパパをしても、やはり古今東西ここが闘いの「本丸」であることに変わりはなさそうな…。

 Twitterユーザーのお肉さん〆(@manimanibleble)さんも、そんな闘いのまっただ中にいる一人。でも、この日はちょっと事情が違ったようで…。

「いや、今のはミス」

 「反抗期の長男、最近いちいち突っかかって来るんだけど、『今日も天気悪いみたいだよ』と話しかけたら『は?誰が決めたの?(怒)』と謎にキレた後『いや、今のは違う。ミス。僕の反抗ミス。』と訂正してて面白かった。念の為『やり直しますか?』と聞いたら『うざい(怒)』と言われました(反抗成功か)」

 今月4日にこうツイートしたところ、7日までに11.3万件以上のいいねがつき「やだっ、か、かわいい!!(40代男性の意見)」「良い子やんww 反抗ミスと認めてるとか、好きやで…」「やり直しますか、反抗ミスじゃないときに使ってみたい」などの声に加え「ぼくもそんな風に思われてたのかも」なんてリプライも。

 お肉さん〆さんに聞いてみました。

-息子さんはいつから反抗期に?

「今は小6で、去年から始まりました。まだ本格的な反抗期ではなく入り口付近だと思います」

-自らミスと認めるなんて、クールですね(笑)

「全くクールではなく、普通の小6です(笑)。ただ、今の自分はイライラしやすい時期だという事は理解していて、自分でも(何言ってんだろう)と思う時があるようです。今回もそんな感じで、ふと我に返ったのが面白くて、お互い笑いました」

「お互いしんどかった時期」も

 何ともほのぼのとしたエピソードですが、お肉さん〆さんによると「息子の反抗を全部真正面で受け止めてた時にお互いしんどかったという過去」もあったのだといいます。

-当時はどんな状況だったのでしょう。

「こういう時期に突入したとは知らなくて(勝手に中学生くらいからだと思ってました)、ただのワガママや八つ当たりだと捉えてしまい、いちいち言動を叱ったり、話し合いの場を設けたり、寝不足なのかなと思って早めに寝かせたりしてました。息子も自分の感情をコントロールできないことに更にイライラして、ずっと親子で言い合いしている状況でした」

-変化のきっかけは?

「単純に疲れたのと、夫と『もしかして反抗期なのかもね』という話になって、よっぽどのことがない限りは見守る姿勢に変えました。こちらが淡々としてると、息子も少し穏やかになったのでやはり火に油を注いでたんだなと。。」

今は受け止めなければならない場面ではきちんと向き合うものの、流すとこは流すし、引っ込みがつかなくなってたら本人が罪悪感感じないように冗談っぽく終わらせる事もあるのだとか。さらに、お肉さん〆自身の反抗期の経験も糧になっているそう。

母の反抗期を聞いた息子、ドン引き!?

 「私は包み隠さず、自分が反抗期だった時の話をしました。私はかなり反抗期がキツくて、こんなにイラついて自分がおかしくなったんじゃないかと不安だったほど。息子は『ひどい…』と引いていましたが、何故そんなにイライラするのか、その後どうなったかまできちんと説明したので、彼はどこか自分を俯瞰して見てるような気がしてます」とお肉さん〆さん。

 「“私は絶対君を嫌わないよ”というメッセージも伝えたからか、今日も堂々と(?)『あー!今日はなんかイライラするから話しかけないで!』や、『そういう言い方がムカつく(怒)』など、気持ちをストレートに言葉にしてます。ご家庭ごとに正解は違いますし、それが良いのかどうかはわからないですが、大爆発よりはいいのかなと私は思ってます」とも。

 「反抗期は大変で、これからもっと本格的なのがやってくると思うのでドキドキしてますが、『あの時ってさー』と息子と笑いながら話せる日を夢見て、今日も手探りでベストな対応を探ってます」というお肉さん〆さん。

 ついつい、イライラにイライラをかぶせて収拾つかなくなりがちですが、息子さんのこの俯瞰力とお互いふと冷静になって笑ってしまえる関係、あこがれてしまいます。

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