ある日、社長がふと漏らした「ゴーフル缶でドラムセット作ったら、かっこええと思うんですよね」という一声で、銘菓「ゴーフル」の菓子缶がドラムセットになった画像を神戸風月堂の公式アカウントが披露、注目を集めました。7月1日に投稿されたツイートは6日現在5.4万件ものいいねがついています!
ドラムセットに生まれ変わった菓子缶の勇姿(?)に、「カッコいい」「欲しい」との声が上がり、プロのミュージシャンからも称賛の声が寄せられるなど、コメント欄も大いに盛り上がりました。
それにしてもなぜ、昭和2年の「ゴーフル」発売以来、長く人々に親しまれてきたシックな風合いの菓子缶は、ドラムセットに変身したのでしょうか?神戸風月堂の広報担当者に聞きました。
――菓子缶がドラムセットに変身するとは驚きました。
社長はピアノを弾くなど、もともと音楽が好きな人なんです。また以前、菓子缶に弦をはってギターにリメイクした画像を見たこともあるようで、そういったところからもインスピレーションを得たのではないでしょうか。
――正面に鎮座する大きなバスドラㇺを始め、各種造形も話題です。
ありがとうございます、各スタンドなどは工場の機械や設備の管理を業務とする技術担当者が、スマホ用の三脚や自作のパーツなどを使って手づくりしました。缶そのものは、本物のゴーフル缶をずっと作ってくださっている大阪製罐株式会社様にご相談したところ、積極的にご協力してくださり、細部までこだわって仕上げていただきました。
――実際に演奏はできますか?
ツイートを見て、本当に演奏できるのでは?と思ってくださる方も多いようなのですが、演奏はできません。一番大きなバスドラムもゴーフル缶の実寸サイズである直径17センチのままですので、ミニチュアサイズのつくりになっております。
――見るだけでじゅうぶん楽しいと思います!今回大きな反響があったことについてはいかがですか?
こんなに話題になるとは思っていませんでしたのでびっくりしています。また、ドラムセットをご覧いただいて、「懐かしい」「ゴーフルを食べたくなった」とのお声もいただいておりまして、社員一同、うれしく思っています。
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現在、当ドラムセットは神戸風月堂の元町本店内に飾られています。しばらく展示中で撮影も可能だそう。実物を見てみたい人はぜひ、足を運んでみてくださいね。
▽神戸風月堂 元町本店
http://www.kobe-fugetsudo.co.jp/honten.html
※同社社名の「風」は、正式には「かぜかんむりに百」の表記になります。